11月2日
紅葉 せせらぎ街道 1
岐阜県内北部に、通称「せせらぎ街道」と呼ばれる道路がある。
沢沿いを走る、山の中にしては明るい道路は、周りの北方系の木々といい、北海道の山間部をも思わせる。
初夏の青葉は、本当に素晴らしい。
寒暖の差が大きく、広葉樹の多いそこは、当然、秋の紅葉も鮮やか・・・らしい。
「紅葉は、木々の死に化粧」というのが、私の持つイメージだ。
ここに住んでいて、今まで行かなかったのは、そのイメージから離れられないから。
(それと、「マイ難所」の堀越峠を通るのが面倒)
体調はともかく、ヒマだけはあるし、往復でも250kくらいだ。
余分な体力を使わないようにすれば、なんとかなるだろう。
「一度くらいは行ってみようか」と、思い立った先週、(スポンサーの)母に誘いを掛けた。
かくして、パンツ犬も同行し、秋の一日が過ぎた。
自然は、ヒトの都合には合わせちゃくれないから、極力、当日に決定するべきである。
午前8時過ぎ、靄の中、ようやく朝日が登った。
朝露を被り、うっすらと輝くシュウメイギク | |
コースはこんな感じ 道路は、適当に書き込んであるので、 かなりいい加減 |
コンパクトデジは、適当にピントが合ってしまうので、適当にカメラを向けて撮れば、数ある中には何枚かは撮れるが、ブレて使い物にならないことが多い。
ガラス越しでは反射光が入ったりするので、なるべく停めるけれど、道路の写真が多いのは、狭くて、「引き」が取れないから。
もう、まる3年になるのに、怪我した利き腕は自重を支える力も無いらしく、大きいサイズの絵を描けば、ソク湿布の日々だ。
乗り慣れた愛車の、クソ重いドアを押し開ける力も無いし、左手の片手運転にも慣れはした。
イザとなれば、右腕も使うけれど、ヘアピンの続く峠は、出来れば行きたくないな〜
「マイ難所」の堀越峠を越し、分岐点の交差点は、平日には無い混雑だった。
後から思えば、それらは、紅葉狩りの客だったのだろう。
道路沿いには、紅い、ナナカマドの実 |
郡上市を過ぎ、山の色が鮮やかになってきた。
天気は上々、平日のこともあり、道路はガラガラ。
好調、好調!
・・・なんて喜んでいたら、なぜか車が渋滞。
この先40k以上、高山市の入り口まで、信号なんて無いはずなのに?
工事、それとも事故だろうか?
先の見えない列の中、Uターンして引き返す車も居た。
対して、向こうから来る車は、ポツリポツリ。
しまった!
行きは高山経由で、帰りにこちらを通ればよかった。
・・・なんて今更思ってみても、引き返して出直せる距離ではない。
渋滞中 |
↑ 渋滞の原因 |
ヒトが歩く程度のスピードだから、紅葉がじっくり見られていいか、と無理やり開き直る。
どれだけの時間が経っただろうか? 渋滞の原因らしきモノがが見えてきた。
初夏に、青い芥子の花を見に行った帰り道、こちらを通ったら、確かに短い有料道路があったけれど、
こんなんで、ここまで渋滞?
ちなみに、「飛騨美濃有料道路」 普通車 片道400円 距離が短いのに高いぞ!
清美町「道の駅 パスカル清美」まで1k地点
渋滞こそしてないけれど、車がひっきりなしに通るので、写真を撮る為、何度も後続車をパスさせる。
飛ばす気が無い時、後続車がトラックであろうと道を譲る主義の私は、先行車が気が利かないとムカっとくる。
リコリス語録「マナーとルールは別モノだ!」
「あくまでマナー優先」という私の感覚が、全てのヒトに通じるモノじゃないと解かっちゃいるけれど、
大抵のヒトは、自分の感覚が常識だと思ってるモノである。
「パスカル清美」敷地内から 駐車場は、ほとんど満車状態
芝生を敷き詰めた向こうには、 小さなせせらぎが |
向かいの山 |
上の写真の紅葉アップ
紅い色は、光りに透けて、よく鮮やかに
彩錦
紅く染まれば、次は散るのを待つばかり
せせらぎ街道は、主に黄色系の紅葉、対して、郡上白鳥方面は、紅が主なのだそうだ
写真では、ちょっと伝えきれない
いくすじもの飛行機雲が流れていく
上空は、もう真冬の気温
似た写真が多いけれど、落とすのが惜しいので3部に分けました。
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