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秋風

 妙な風が吹いた日だった。
湿った雨風とは違う、少し冷たい乾いた風、まるで台風が通り過ぎた後のような…
 
 セミ達は、僅かな時間も惜しむように鳴いているが、その声は日々小さくなっていく。
ある日、蝉の声が消えているのに気づくのだ。
シーズン初に聞く声は印象的なのだが、毎年、最後に聞いた日は記憶にない。

  澄み渡る空が、とても高い。
飛行機雲が長く尾を引くのは、上空の空気が冷たくなった証し。
 じきに、地上にも、北風の吹く日々がやってくる。

 夏中歌って過ごしたキリギリスは、冬が来れば生きていかれない。
ちなみに、「蟻とキリギリス」の話は、元は「蟻と蝉」だったらしいが、
 蝉の居ない国に渡った時点でキリギリスに代わったとか。

 自ら選択したとはいえ、キリギリス人生を歩む身には、夏が過ぎ去るのが、とても恐ろしい。





裏の花畑に集まる蝶が少なくなった
今日の収穫は、ツマグロヒョウモンのオス一匹



午後からは、風が吹き続けた  揺れるコスモス
朝顔までが、吹き続ける風に流されている



日々、朝顔の引き際が悪くなっていく
青い花は、長時間開花していると紫色を帯びてくる



最後の花茎も終盤か
リコリスの大判振る舞い終り


モクレンの彼方に飛行機雲が伸びていく


16:04 白い半月が浮かぶ


ここから下は10日の画なのだが、独立ページを作るにはハンパ、
落とすには惜しいような気もするので、ここについでに載せておくことにした

西洋朝顔がピークだ
注! 西洋アサガオ「ヘブンリーブルー」は普及しているが、9月からしか咲かない
買うのなら、高価だが早咲きタイプをお勧めする 種名「アーリー ヘブンリーブルー」


裏と表





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