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紅葉2

 山々は、それなりに色付いてはいるけれど、「紅葉」というよりも、枯葉色に近い。
紅葉は、初冬に、寒さの刺激で、葉への栄養が絶たれて起こるものなので、その時期が暖かいと紅葉しない。
 
 暦の上では、今日は「小雪」なのだが、雪どころか、霜が降りて間もないくらいだ。
時期云々というより、紅葉する前に落葉してしまったのだろう。
 来週後半には、モノトーンの冬景色か。


某温泉町間近、山は、裸の木々が目立つ





付知峡
一応、地図リンク→http://www.shinrinyokunomori100.com/47/47main.html

 今日の行き先は、県東部の「付知峡」である。
もう少し先に、「恵那峡」というところがあるのは知っているが、元より、あまり紅葉が好きでない私は、そこまで行くのが面倒臭い。
 じゃ、もう少し近いところで付知峡にしておくか、という、安直な考えで決めたのが間違いだった。

 狭い山道を辿り付いたそこは、国定公園だかなんだか知らないが、薄暗くて、急な勾配を歩くコースとなっていた。
歩いている人は、杖を持ったり、リュックを背負ったりして、それなりに歩ける格好をしている。
 
 私は、「家族で紅葉狩りに行く場所」という認識しかなかった。
町内の滝へ行く程度の積もりでいたので(知っていたとしても、服装は変えないが)手提げバッグにアナ(←こちらが問題)
 同行の母は、(足が良くないので)早々にリタイヤ、あるはずの滝は、一向に見えない。
そして・・・


入り口付近は、それなりに綺麗なんだけどね。


 足元は、落ち葉の絨毯
だが、湿気った石畳に落ち葉というシチュは、
滑りやすく、意外に危険である。
 脇には、夏の姿を残したアジサイ



樹間から覗き見える渓谷は、綺麗ではあるが、


 歩道のすぐ脇は、こんな急斜面
落下防止の手すりなども無し。

 中高年の山歩きがブームというが、
倒れたりしたら、回収がタイヘンじゃないか?
 吊橋

擦れ違った人に訊くと、この先に滝があるらしいが、
ここへ通じる道は、狭く、急な斜面、
橋直前の、木製の階段は、ほとんどハシゴに近い。

嫌がるアナを無理やりに引っ張って、降りはしたが、
吊橋に踏み込むと、動かなくなってしまった。

 私が抱いて渡ろうとも思ったが、
端から、一メートルほどの場所でも、
橋が、ユラユラと揺れるのである。

 チラリと見た渓谷は、かなり下の方だ。
アナはともかく、私の方が降参だ。(高所恐怖症)
 しかも、橋は、これだけでは無いらしい。
・・・なんて書いてあるし。
(頼まれても揺すらない!)

 こりゃアカンと、引き返すことにしたら、
アナが、断固として、階段を昇ろうとしない。

 結果、アナを抱いて、急な斜面を登るしかなかった。
湿気った木製の階段は、落ち葉で滑るし、散々・・・

 教訓
お嬢ワンコを、山へ連れていくのはやめましょう
山へ連れて行くなら、猿とかが向いているだろう。
 
 やっぱり、私は、山より、広大な大地が好きだ。
(歩く気は無いけど)
もう行かないっ!

 アナは、車に戻ると爆睡、家に着いても爆睡。
私も、翌日の昼頃まで起き上がれなかった。

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