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記録的な積雪

 窓の外が明るいのは、春の日差しではなく、積もった雪のせいだった。
埋もれる花々、いきなり、とんでもない雪国になってしまった気分。
 既に桜の開花が始まった岐阜市などでは、桜に降り積もる雪が、風情を出していたとか。
(桜には残酷だけれど、ちょっと見て見たかった)

 この冬は、雪の日が十日以上も多かったという。
こんな時期に積雪なんて記憶に無いと思えば、80年ぶりのことらしい。
 80年に一度、あるか無いかの冬を、経験できたからって、嬉しいとは思えないが。


午前10時頃、激しく降る雪


 埋もれるムスカリ
 ちょっとトイレに出たアナも、
 たちまち雪まみれ
花盛りのヒマラヤユキノシタも、


開き始めたモクレンにも、容赦なく・・・


もうダメかも 
 ミツマタも綿帽子を被り、
 景色は真冬に逆戻り 


 畑の一画、群れ咲くヒヤシンス
 香りも凍りつく
 まして、花径が大きな水仙は、ひとたまりも無く、
雪にうなだれる


 陽の無いとき、花を閉じているカタクリは、
面積が少ない分、ダメージが少ないかも
 裏のカタクリは、幸か不幸か、まだ蕾
埋もれるクリスマスローズ

左上、早咲きのチューリップも目覚めを後悔してるかも
 芝桜も身を縮め


 庭先で、花首を突き出すショウジョウバカマ

ちょっと、ありえない光景だ
今更、引くに引けないレンギョウ 
 固く花を閉じたクロッカス
蕾が膨らみ始めたボケも、ボケてる場合じゃない

自宅周りを数分歩いたただけで、更新ネタが揃ってしまった
 雪景色に桜、ちょっとサディスティックな画だね

午前11時頃、枝に積もった雪は、かなり溶けていた


ソメイヨシノほどじゃないけれど、それなりに


 道端のヒメオドリコソウも
ツクシも、この雪は想定外?



散歩道、雪化粧の山 流石に路上には積もらないが



雪と梅なんて、ありえない取り合わせ


 日中、雪は勢いを弱め、一時は微かな陽も射した。
夕方、勢力を取り戻した雪が、渦を巻いて降りしきる。
闇の中、風が窓を叩いている。


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