睡蓮 6月8日 

 睡蓮・・・名の通り、光に反応して開く花は、朝日とともに開き始め、午後3時を過ぎには花を閉じ眠りにつく。
川を引き入れ作られた池は、脇に県道が走るにも拘わらず、足を止める人はまれだ。
ホンの僅かな距離で、人界から隔てられたそこで、睡蓮は、静かに勢力を伸ばしていく。


 池は地球、睡蓮の葉は、地球の汚れと仮定する。
一枚の葉が翌日は2枚に、その翌日は4枚にと、睡蓮の葉は、日に、倍に増えて、池を覆っていく。
 
 そうして、池の半分が覆われたとき(地球の汚れが半分に達した時)人々は、「まだ半分だから大丈夫」と安心しているが、葉が池の全面を覆うのは(地球の汚れが全面に達する)その翌日のことなのだ。
 (ま、私が死んだ後のことなんて、知ったこっちゃないけどね?)

 自然の状態を保つ池は、トンボ達の楽園でもある。
様々な種類のトンボが飛び交っている。
田舎と言えど、様々なトンボの住む場所は、いまや貴重だ。

手前は底が見えるほどだけど、奥の方は深そうな緑色、
何が居るか判らない雰囲気だ。
 痩せているのか、こういう種類なのか、
花径7センチほどの、クリーム色の小さな花。

 上の写真の右側の影は、水色の糸トンボ
(ボケ気味だけど、右の写真)

 池に輪を描くのは、無数の小さな魚達。
池には、水の流れがあるようには見えないのに、彼らは、いつから住んでいるのか。
 小魚達は、時々、水面に踊り出る。
彼らは、水場に集まる虫を捕食しているのだろう。
 

 ここは狭いながらも、食うものと食われるものとの、食物連鎖が成り立っている、一つの独立した世界なのだ。




見難いけれど、小魚たち

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