渇水 水の無い月 6月29日

 雨の降らない梅雨、大地はひび割れ、夏の花達は命を保つのが精一杯、「平年でない年」は、もう何年目?
町内ダムも、貯水率は僅かになり、川底が見え隠れする。
 かつて、一つの村を飲み込んで作られた、ロックフィル式巨大ダム、(岩を積み上げて作る工法)水を溜めるのに半年掛かったというここが、また満杯になる日は来るのだろうか?

   

 咲き始めた合歓(ネム)の花
雨不足のせいか、綿毛のような花も縮れ気味

 ダム堰堤、数キロ下流
(矢印のところが堰堤)

この辺りも、春からずっと、川岸が出ている。


 上の写真、反対の山側では、散ったヤマハギ(多分)の花が、
道路脇を飾っていた。 →


 堰堤まで1kほどだろうか?
橋から下流を見下ろして。

赤茶けた岸が、さらに範囲を拡大している。
 同上 上流側
右端には、沈んでいた樹が水面に出ている。


 ダム堰堤から (写真を強引に連結したので、ちょっと繋がりが変)
言うまでもなく、緑の繁るところが満杯位置、右側なんて、完全に干上がっている。

 東海地方の水がめの一つ、万一、ここが決壊したら、下流50kまで水没するといわれる貯水量なのだが・・・
 


 細長いダム湖、上流端辺り  中央付近には橋、手前は、元、田らしき痕跡。
下は、その付近のアップ

 手前の方は草が生えているから、水は、かなり前から少ないのだろう。
下に下りる道もあり、鯉釣りに入る人も多いハズだが、これじゃあ・・・

 数年前、同じように渇水になった猛暑の夏、水位の下がったダム湖で、半年前に行方不明になった人の車が発見された。
タマタマ、ガードレールの切れ目から落下したらしく、付近には、事故らしき痕跡は無かったそうだ。
 その年は、水の減ったダムを見物に訪れる人が多かった。 
今年も、既にニュースで放映されているから、見物客が増えるだろう。
 
 周囲を巡る道路は、馬瀬方面や、明方方面へ抜けられるが、交通量は少なく、まして夜ともなれば、付近は真の闇、通る車も稀、目撃者は、まず居ないだろう。
 水位が減って、姿を現すのは、かつての土地ばかりではない。

 一息入れて、木苺のような、「コウゾ」の実
色からすると、美味しそうなんだけど、どうだろう?


 さらに上流へ

 水の濁りは、昨夜、上流で降った雨のせい。
それも、こんな状況では、焼け石に水でしかない。
 水面から出た木々が、まるで墓標のよう

 一部とは言え、何十年も水底で、
よく、朽ちずに残っているものだ。
 クマノミズキの白い小花 
 花の向こう岸には、段々畑(棚田?)の痕跡

 さらに上流 橋の上から下流を見て(写真 左上)

右上は、青○で囲んだ辺り、左下は、赤○で囲んだ辺り
カラカラに乾いた川岸が、ひび割れて。
 同上 上流を見て
中央を細く流れる川は、ほとんど「谷」

 今回は、ここでUターン
家の方は、今にも降りそうな空だったのに、この辺りは、
陽も差して、車内も暑かった。


 ノリウツギ 滝周辺にて
 
ウツギ科って、色々あり過ぎ!
園芸種の「ミナヅキ」の原種っぽい。


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