思いつきで、ちょっと「車のシートカバーを作ってみようか」編

 ブログでも書いたが、ゴスロリ柄(らしい)蝶プリントを手に入れた。
自称「チンツー加工」とかいう生地らしく、普通の綿地よりは光沢がある。

 …らしいが、私にはあまり変わらないように見える。
製作後に縮むとイヤなので、地直しでガンガン洗ったのが原因かも知れないが。
 まあ、普通のシーチング生地よりはツルっとしているような気もする。


ハンパにリアルなアゲハチョウ
この柄からすると、ナミアゲハだな



で、手始めに、カバー類を製作

縁のパイピングは、町内のホムセンで黒生地を調達し、芯を入れて作った

前席用ヘッドレストカバー二枚、(←四角い布で縛ってあるだけ)
クッションカバー前席用二枚と、後部用クッションカバー一枚
(正確には、後部用は、体裁のいいハーフケットカバー)


シートカバー製作

 ↑の車内には、とってつけたように不似合いなムートンが敷いてあるが、私の趣味というわけではない。
小柄な私は座高が低く、低い座面の車では、なにがしかの台が要る。
 大昔には座布団を使っていたが、バケットタイプのシートには、どうやってもフィット感が悪い。

 で、その頃には背骨も悪くなっていて、「ムートンは点で体を支えるので具合がいい」という話を何かで読んだ。
以来、冬場はムートン、夏場はタオル地ハーフケットをシートカバーにし、座布団で過ごしてきた。
(上の車内写真で、チラ見している、グレーのハイビ柄のタオルケット)

 が、どっちかっつーと、ムートンの方が体が楽なので、この数年は、夏でも冬でも、ムートン敷きっぱなしになっていた。
(ムートンは、ちゃんと洗濯しているよ) 



 シートに直座り状態 ワイパーしか見えてない

後続車から見ると、無人車状態ってヤツ?
そもそも小柄なヤツ用に設計されていないし

 まあ、車外の景色は見えるんだけどね…
 座布団(ムートン)アリ

 アリでもこの程度  あとは慣れで対応

 「車両感覚」なんてモノは、
ある程度自車が見えることを前提として
云うものじゃないだろうか?と常々思う

 運転席から、バンパー先端まで約2m強
それでも、バンパーの角などに、
こすった傷などが無いのが自慢



素のシートはこんな感じ(製作中のため、ヘッドレストは外してある)
運転席側は、旧タオル地カバーが掛かっている



出来上がりの状態
いまいちフィットしていなのが哀しいが、素人が作ったとしては、こんなモンだろ
(しかし、ムートンの方が楽だ)

慣れないせいかと思っていたが、どうにも背中が痛いので、
今は(9/27)運転席のみムートンに戻した

   愛車を買った時、勘違い系デザインの「自称 スポーティな」純正カバーがイヤだったので、
民間のシートカバー専門店に問い合わせたのだが「そんな特殊な車は(別に特殊じゃないと思うが)受けられません」と断られること数件。
 
 ようやくたどり着いた所で注文したのだが、自分で選んだ生地にも拘わらず、もっさり感が気に入らないのと、
洗濯するにも脱着が面倒すぎるのとで、外してしまった。

 その後、カーショップのセールで、大きめタオル地のケットを手に入れたので、それをカバー代わりに使ってた。
汗臭いのヤだし、汚れたら、サッと外して、ささっと洗濯したいじゃん?
 
 そのカバー用のタオル地が古びてきたので、オクとかリアル店を覗いていたのだが、どうも、思うようなものが無い。
それにしても、タオルやカーテンって、どうして、「いかにもタオル〜!(カーテン)」…みたいな柄しかないんだろう?
 キャラ物なんて論外だし、ループだと引っかかるから、カットパイル地が欲しいんだが…

 車内の色に合わせることを考えると、濃いめのグレイか黒。
黒系は、夏には暑そうでイヤなんだが、白地だと、タクシーか官公庁の車みたいでイヤ過ぎる。


 そんな折り、オクで、タマタマ見つけた激安タオル地、落札して、入金も済ませて待っていたが、一向に品物が来ない。
いくらなんでも遅すぎだろと、問い合わせたら、「在庫不足で発送保留になってました」
 って、だったら、その場で連絡くれてもいいんじゃないか?
結局、返金処理。 代理出品が嫌がられるワケがよく解った。

 で、生地を待っている間に、私は、シートカバーの型紙を取っていた。
前述の注文製作のカバー一式は保存していたので、それを元に型紙を起こしたのだ。
 元があるとはいえ、縫い合わせて形になっているものから、型をとるのは容易ではない。


 実は、車のシートカバーというモノは、あれで、中々一筋縄ではいかない代物である。
女性用の下着類を見ても判ると思うが、出っ張ってるところに合わせるのは、そんなに困難なことではないのだが、引っ込んでいる部分に合わせるのは至難の技だ。
 なぜって、地球には「重力」というものがあるからだ。

 それが、「置く」ような被せ方のもの場合は、適当にカーブをつければ、重力により、引っ込むところは引っ込んで収まる。
が、立てて使うものの場合がダメなのだ。
 車のシートカバーで言えば、座面はなんとかなるが、背もたれ部分がアカン。
ファミリーカーとか、タクシーなどのおっさん車は、シートが平面に近いので、私でもなんとかなる。
市販の安物のカバーは、大抵、ニット生地を使ってあるが、伸縮で補えるのは、普通、凸面だけだ。
 
 実は、先代の車も、自分で型紙を取ろうとトライしたことがある。
「要するにシートと同じように切り替えればいいんだろ?」と、甘い考えだったのだが、その複雑さに、即断念してしまった。
 
 その辺の要らない生地で試作品を作り、試着してみると、一応は形になっていた。
その試作品を作る生地を探していた時、かなり昔に貰って存在すら忘れていた生地が出てきた。
 黒い起毛の綿地である。 長さも十分にある。
オクで懲りた私は、成り行きで、その生地を使うことにした。

 本番では、型紙を修正したが、実際被せて見ると、微妙に合わない。
で、微調整して着けたんだが、数日乗り降りすると、よれた皺が出来ていた。
 うーむ…  やっぱり、生地が薄いんだろうか?

(注) 注文のシートカバーの生地は、裏張りがしてあるものが多く、カパカパしていて、布という感じではない。
普通の服地だと、対候性や、乗り降り時などの摩擦に耐えられないのだそうだ。
 
 じゃ、裏に別布を当てて補強してみよっか。
というわけで、町内のホムセンで安い綿地を入手、在る限りの生地で断ち直し、足りない分はしょうがないので、縫ったものをほどいて使った。
 ああ、めんどくさ…

 そういうことで、とにあれ、「らしき」ものは出来たが、早くも、運転席の座布団は、妙なクセがついてしまい、座りにくい。
ああ〜っ… 自分の車なのに、なんだって、座布団補正なんぞしにゃならんのさ? 
せっかくのバケットシートなのに、直に座りたいわ!
(まあ、そのバケットも、小柄な私では、中でコロコロしてしまうから意味が無いのだが)
 そう思いながら、はや二十ン年、一生、座布団とは縁が切れそうに無い。

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