9/13 昆虫たち ナガサキアゲハ襲来

 花撮りでうろついていてアサガオの脇を通ったとき、黒いアゲハ蝶が飛んでいた。
大型で、後ろ羽に白い紋がある。↓

  今期最初で最後のモンキアゲハか。 チラ見だが、後ろ羽の尾が無いようだ。 
千切れやすい部分なので、そこそこ長く生きてくたびれた個体ということになる。

 最初で最後の逢瀬でも、羽がボロボロの蝶ではモデルにはならんわ。 
白い紋がくっきり見える。 …モンキにしては、なんか飛び方が違う?
 大型のアゲハ類は、羽ばたきが速く力強く、中々人を近づけない。

 ちらりと見えた表羽側に(背中側が表)濃紫色のラメが見えた。
モンキアゲハは、ラメの無いマットな質感の羽だ。


去年の資料から モンキアゲハ


 蝶はカメラを向ける間もなく飛び去ったが、行き先を見ていると、モミジアオイの花へ向かって行った。
画的には、断然、モミジアオイの方が映える。

 しかし、蝶は空中を行けるが、人は畑の柵をぐるりと回らなきゃならない。
間に合わないだろうと思ったが、意外にも、蝶はのんきにモミジアオイの花に留まって居た。

 正確には、花にすっぽり入り込んでいたため、気付かなかったのかも知れない。 



 傍で見ると、間違いなく(って変な表現だが)モンキじゃなかった。 
変なところに紅い模様がある。 …コレ、南国系の蝶じゃないか? 台風で来た迷蝶?
 ふわりふわりと、独特の飛び方をする大きな蝶は、数分後、空へと消えた。

 後にナガサキアゲハの雌と判明。 
初めて見たが、雄は模様が無いらしいので、
もしかしたら、雄をチラ見してて、羽の千切れたクロアゲハと見誤ったことがあるかもしれない。

 南国の蝶が北上を続けていることは知っていたが、岐阜県北部は「りんご地帯」の寒地に属するため、
「ミカン地帯」の生き物は定着が難しい。
 幼虫の食草は、ミカン、ダイダイ、カラタチなどらしいが、この地方は、カラタチと一部の柚子がギリギリである。
 
 ついにここまで征服してきたのか。(当地で繁殖はしてないかも) 温暖化、恐るべし。


コスモスの株元に居るのは「デブ」
ウチに来るネコどもは縄張り範囲が極狭で、線路から向こうにはほとんど行かない
もっと言えば、ほとんどの時間をウチの敷地内で過ごすヒッキー猫






羽化に失敗したのか、羽端が曲がったモンキチョウが居た
多分、今期最終組  なんとか飛べるようだからいいか




ナミアゲハ
蝶の餌場は、狩人の餌場でもある

カマキリは数回トライするも逃した
こんな風に腹がプックリしているのは雌、雄のカマキリは細身


 こっちでは
雄のカマキリが小さな獲物を食んでいた
近寄ったらガン飛ばされてしまった
カマキリって態度が大きいよね



何気なく足元を見ると、ショウリョウバッタが地中に腹部を挿しこんで産卵している最中だった。
こうして見ると、片足は無く、羽もボロボロ… (ネコの玩具にされたのかも)

残った力を振り絞り、次の世代に命を託す
生まれて、老いて、死んでいく
種が続く限り、ずうっと同じことの繰り返し… 考えると酷く無意味なことに思えなくもない

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