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春始動

 青空に浮かぶは雪雲、風は強いが、陽射しは、「いかにも春」という感じ。
所用で出て、天気につられ、数キロ北の某所へ行ってみた。
 
 国道沿いの山々は、うっすらとではあるが、そこそこで春の息吹が伺える。
山の斜面に目立つ黄色い小花はアブラチャン、民家庭前を飾る梅の花。
柳の木は、ほんのりと緑を帯びている。

 川辺ではショウジョウバカマが咲き始めた。
けれど、明日の予報は雪…
三寒四温、春は近づいたり遠のいたりしながらやってくる。
 日が暮れると、とたんに冬の寒さになった。

林道わきに咲くアブラチャンの花
小さい花だが、黄色い色は、周囲の冬景色に浮き立つ


花弁は小さくて薄いため、黄色いシベが目立つ
ググったら雌雄異株らしい   ならば、この個体は雄株か?

そういえば、付近に花塊が小さな木があった
痩せてるのかなと思ったが、あれが雌株だったんだろうか?



同じく、初春を代表する黄色い小花 サンシュユ
ホムセンの苗木に咲いてた花だが、比較資料用に撮影



トサミズキ(コウヤミズキ?)の花芽が膨らんでいた



林道入口付近を飾る梅
桜のような華やかさはなくとも、春の香りとしては一級だ


 満開だね

 春告げ鳥の気配はまだ無いが




ショウジョウバカマも咲いた
近所の神社付近の川辺、個人的に、開花基準にしている個体だ

気のせいか、去年よりも花がショボイ  今年は裏年かな

 好きで見に行ってるんだが、足の怪我で靴が履けないため、ここまで降りるのが一苦労だった
いつもフォローしてくれる愛車も、こんなところではどうしようもない

まあね、水辺を好む花だから、足場の悪いところに咲いてるのは仕方ないんだけどさ…


「身の置き場が無い」とは、こういうことを言うのだろう
下流2Kくらいのところにダムがあるため、最悪落ちても、水の流れはさほどでも無いが




川縁の岩には、いつまで経っても数本の枝のみの小さなネコヤナギ
ちなみに、これは雌株


それにしても、カメラバッグを置くスペースも無いわ!
(岩にも水溜りがあり、強風が吹いている)
…とか思いつつ草を押しのけ撮っていたら、株元に見覚えのあるものがあった

この不気味なモノは、ギフチョウの食草カンアオイの花じゃないか?
栽培モノは見たことがあるが、野生のモノを見るのは初めてだ

それにしては、本体らしきものが無いような…


 普通、この手の花は、
株が充実した個体にしか咲かないものだが、
小さな葉が数枚あるのみ

 別の言い方をすれば、
花が葉に埋もれていないから見えたのだが
 冬に咲く種らしいが、
開花当時から、既に枯れ木のような質感で
いつ枯れたとも判らないまま、長く姿を保っている

 しかし、こんなに地味な花、
いったい、どんな虫が受粉させるのだろう?



神社裏の山斜面 ミヤマカタバミが点々と散らばっている





裏の畑のシキビ満開
田舎では仏用として自宅周辺に栽培してあるのも珍しくはないが、
花が咲くと葉が衰えてしまうので、暫くは、仏花としては使えない


 裏庭のカタクリの蕾が大きくなった
早くて月末、遅ければ来月初め開花

 暖冬とかなんとか言っても、
こういう花が咲く時期は、大してズレることはない
クリスマスローズ 花盛り

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