6/30 野菜の花

 空梅雨だと思っていたら、急に本梅雨になった。
天気予報欄には雨マークが並んでいく。
気温は低いのに、じっとりとまとわりつく湿気が蒸し暑さを煽る。

 雨が止むのを待っていた虫達が、花から花へと飛びまわっているけれど、その数は少ない。
微かに覗く陽に期待すれば、また、雨が降り始めた。 
 藪の中、微かにキリギリスの声が響いていた。 

夜の花クレオメは、朝になると萎れてしまうが雨の日は元気だ
シベに付いた雨粒に花姿が映っていた


 エノコログサの葉に宿る雨粒
烏麦かな
大きな雨粒の飾りをつけている



斑入りギボウシの花
ほんのりと色付いた紫色が涼しげではある

↓ギボウシ本体

かつて雛罌粟が群れていた場は、ルドベキアデージーが藪化している



ツマグロヒョウモン吸蜜中
…と思ったら、数分のちには結婚していた↓


この後、じきにカップル解散、別方向へ飛んで行った

人から見ると、短過ぎるように思える蝶たちの時間、
当事者たちの感覚は、人のそれと同じようなものなのだろうか?



 ルドベキアデージーは線路際にも生えているが、
結構大型の植物なので、ワンコ視線だと完全に壁感覚 
↑は私の目線 ↓はアナの目線



ハンゲショウ(半夏生)が花穂を出したが、今期も化粧をしない積りらしい
日陰すぎるんだろうか?  その割には大型化しているし

 葉の根元は僅かに白くなっているが
半化粧なんてレベルじゃないし


  ハンゲショウはドクダミと同類だが、
それよりも古い型の植物の為、
花穂はあっても飾り弁は持たない
ドクダミの花

中心の雌しべのようなのが本花

ハンゲショウはこの部分のみの花



畑ではトウモロコシが雄花を開いている


 同雌花 
先っぽから出ている毛が雌しべだ
 ちなみに、この辺りは野獣の被害が多い為、
こんな風に囲って育てるのが普通なのだが、
どんなに囲いを作っても、
大抵「もうじき収穫」の時点で先取りされることが多い

 相手は、空から(烏) 宙から(猿)
地面の中からもやってくるから勝てるワケがない
(アナグマが穴を掘って囲いを越える)


 ヤングコーンor収穫無し、
人は究極の選択を迫られるワケだ



 ナスの花

 「親の小言とナスの花は
千にひとつも無駄が無い」とか言うが、
ウチの母は明らかに無駄愚痴が多い
 ナスは既に収穫時期に入っている
実は伸び過ぎではなく、こういう種類

 「秋ナスは嫁に食わすな」
 イヤ、秋ナスなんて硬くてマズイだけだから



 ナスの葉の上に
虫のような小さなアマガエルが居た
蛙になりたての新人のもよう 



 キュウリの花 雄花
 圧倒的に雄花が多い



 同 雌花


 咲き終わり、次第に実が膨れていく




 こちらはピーマンの花
 膨らみ始めた実
夏野菜シーズンの始まりだ 
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