9/22
暑さ寒さも彼岸まで?

 雨がやみ、青空が広がる。
「暑さ寒さも彼岸まで」とか言うが、晴天時は、まだまだ暑い時期である。
猛暑だろうが、冷夏だろうが、ちゃんと彼岸には間に合う辺り「彼岸花」とは良く言ったものだ。

  秋に花が咲くまで、存在を悟られず眠り続け、芽吹けば、開花まで数日足らず。
辺りを見る余裕の無いヒトには、「いきなり湧いて出た」感しかないだろう。
 
 近所の荒地に、開花直前に刈られてしまった紅い花が、枯れ草と共に横たわっていた。
球根植物の開花は、年一度、たった数日のことだから、少しだけでも情けを掛けてやれないものか。
 仮にも、自分たちで増やした飢饉植物である。
ヒトの棲んでいないところには、彼岸花は無い。



ウチの庭というか畑というか、とにかく敷地内に咲く彼岸花たち


 1輪の嵩は大きいが、
ほとんどをシベが占めている

シベを取り除いたら
キツネノカミシリより嵩が無い



谷沿いの、ムクゲと彼岸花は、この近所のオヤジが植えたものらしい
赤と白のラインは、年を追うごとに強くなっていく


陽が陰る寸前、1輪だけがスポットライトを浴びていた


 コルチカム

平たく言えばイヌサフサン

ユリ科 習性は彼岸花類に酷似している

秋に花だけ咲いて休眠、
春に葉を出して養分を蓄えて休眠

もちろん、有毒
午前中、蕾が出ているな、と思ったら、
午後には咲いていた


 前にも載せたが、球根はデカい

水栽培どころか、
こうして置いて置くだけでも花が咲く
(直置き時は、根は出ない)

 以前、どっかのオヤジが
「玉ねぎと間違えて食って死んだ」
というニュースを見たが、似てるか?

 服毒死狙いにしては、球根デカ過ぎ!
(父が表皮を剥いたので白いが、本来は茶色→)



秋風がコスモスを揺らす



 残り少ない花に来るのは、
冬越し組のツマグロヒョウモンばかり
 まだまだイケると思ってた朝顔だが
急に力を落とし、葉も枯れかけている

 蕾も沢山残っているし、
出来かけの種もあるのに、
このまま枯れて終わり?



盛りのシュウメイギクが西日に透ける


午後5時半、今日最終の陽が、向いの山頂を照らしている

落日直後、幕を引くように薄闇がやってきた

目次へ戻る

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送