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終盤のアゲハ蝶  彼岸花開花

 安定した秋晴れだ。
嬉しいような、哀しいような…
 
 秋は刻々と追い上げてくる。
家の周りの花藪の中から、彼岸花の蕾が出ていた。
いつもながら、唐突に咲く花だ。
 
 まあね、彼岸花科のリコリスが咲くんだから、おかしくはないんだけど、
逃れようの無い季節の移り変わりを宣言されたようで、ちょっとショックだ。
 秋の虫の声が、一段と強くなってきた。

 裏の朝顔のところへ行くと、タマタマ、黒いアゲハが吸蜜に来ていた
羽の表に、チラリとラメが輝くのが見える

 あっ、もしかして、ミヤマカラスアゲハ? ラッキー!
よく見ると、ミヤマじゃなく、普通のカラスアゲハだった
 どおりで、ミヤマにしてはのんびり気味だと思ったよ


ここまで頭を突っ込んで吸蜜している
食事時は最も危険な時でもある




クロアゲハだったので、一段露出を上げたら、色が飛び気味になってしまった
ちなみに、ミヤマカラスアゲハは、前羽の端に白い縦筋がある



雨続きで咲けなかった分を補うように沢山咲いている


ムクゲの蜜を吸うナミアゲハ





 迫る秋、過ぎ去った夏を追うように、蝶達は寿命を終えようとしている
傾いた日差しの中、ボロボロの羽のキアゲハが飛んできた

 生きるためには、最後の時まで自分の羽で飛ぶしか無い
この羽で、いつまで飛べるのだろう?

 オマエの生きた短い夏に、悔いは無いか? (私は少し在るぞ)

雰囲気からしてオスらしい
欠けた羽は、野生で生きる厳しさを物語る




切なくなるような姿だ
どれだけの距離を飛んだのか…


 花の藪から生える彼岸花の蕾
 開花まで3日くらいか?
 こちらは、出たばかりの蕾達


ウチの蕾を見て、「もしかしたら…」と、近所を覗きに行くと、民家庭に1輪咲いていた
彼岸花は、気温の低下を感じて目覚めるらしい



天上の紅い花が燃える


その付近の草むらには、ピンクのゲンノショウコが群れていた

 場所により、結構色幅があるもよう
ここのは、割と薄い色合いだった



芙蓉の花も、少し盛りを過ぎた感


 18:27

半月が丸みを帯びてきた
それにしても、日暮れが早い


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