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秋空

 この青空も、どうせ、じきに崩れるだろうと思ったら、意外にも、好天のまま持った。
あまりの長雨に、すっかり疑り深くなってしまった。

 土日は出ない主義だが、月曜の天気は当てにならないので、久々に、町内奥までうろついてきた。
すっかり枯れ果てたハンゴンソウに代わり、ススキの穂が、河川敷を占めていた。
(近日中に別編にて)
 
 久々の晴天は、物凄く暑く感じたが、道路の表示板の気温は30度に満たない。
最盛期は、連日40度近くにもなったから、暑さに慣れたはずなのに、
喉元過ぎればなんとやら、長雨の間に、初秋の気温になじんでしまったらしい。

 日が暮れると、戸外の虫の音が騒がしい。
近年、日本中に広まっている大陸産のアオマツムシが、
「リ゛ リ゛ リ゛ …」という感じの騒々しい音を出すので、島国日本産の虫のか細い音はかき消されてしまう。
 正に「騒がしい」のだ。 
国産は、人も虫も自己主張に欠ける。(モンスターなおバカも増えているが)
 


長く咲き続けたヒャクニチソウも、そろそろ終わりかな



曇天の花ばかり見なれていたので、それが通常感覚になっていたが、
やはり、光を受けた花の方が数倍綺麗だ



モミジアオイは、長雨の間に、シーズンを過ぎた感



ギリギリで晴天を体験したリコリス
こんなに気まぐれでは、来年の予定は判らんな


 シュウメイギクは、
この晴天をきりに、
いきなりピークになりそうだ


 ホテイアオイの花
夕方、萎みかけた花に気づいたが、あとの祭り

昨日、蕾が出ていたのをコロっと忘れていたよ

 しかし、この花、せっかく咲いても、
1日で萎んでしまうが、
種らしきモノを見たことがない

 寒地だから出来ないのか、
 結実性が無い花なのか
 1株から、沢山の子株が出来たが、
この地方では、晩秋に枯れてしまい、
越冬は不可だ


 秋は実りの季節

ヒトにとって、ありがたくない実りもある

そこらじゅうを、アレチヌスビトハギが侵食している
この実が、衣類やワンコに付くと、
刺が痛くて敵わん

前足に長い飾り毛を持つシェルは、
ひと撫でしただけで、実が鈴生りになってしまう

 パンストに付くのも、かなりイヤだ


アメリカ辺りからの帰化植物だったと記憶しているが、繁殖力はハンパじゃない
ただでさえ、マメ科の植物は逞しいというのに



こちら↑は、別の場所にあったものだが、花も大きめで雰囲気が違う
萩類の該当が無いので、これもアレチヌスビトハギなんだろうか?

葉の構造も同じではあるが…

 ノアズキの花
 小豆の花によく似ている


 キツネノマゴ
 
 紫蘇科 
造りは、初夏に咲くウツボグサと同じだが、
こちらはかなりのミニサイズ

 秋の花は、全てにおいて地味だ
 その地味な花に、
地味なシジミチョウが止まっていた


 荒地を覆う一面の葛の葉

傍を通ると、葛の花が濃厚な香りを放つが、
その中には、地味な花が沢山混じっている
 青紫のは、イシミカワの実
 その花というか、蕾というか…
蕾も花も実も、
あまり変化の無いモノなんだよね


午後6時、既にあたりは薄暗い

夕暮れの空、久しぶりに月を見た

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