9/3
アゲハ舞う

 素人予報は外れることなく、今日も、ほとんど一日雨だった。
ほんの数分、からかうように陽が射したかと思うと、すぐに曇天に戻る。
 梅雨時よりも長い雨に慣れてしまった。
「台風が来ない分マシ」と思おう。
 
 雨間を待ちかねるのは私だけではない。
虫たちも一斉に行動を始める。

 裏の畑に居たら、すぐ脇で、蝉の声が響き始めた。
「ツクツクホウシィー ツクツクホウシィー…」
 蝉が止まっていたのは、インゲン豆の支柱だった。 
もう、命も短いというのに… 
 妙に虚しいキモチになった。
 連日の雨が哀しい
オオボウシは、
体力を使いきったのか、
すっかり寂れてしまった


 こちらは普通のツユクサ
オオボウシの元とはいえ、
全体のバランスは少し違うね


コスモスの藪も、チラホラと咲き始めた

以前から思っているんだけど、これで「秋桜」って
かなり無理があるんじゃないか?
まあ、本家はバラ科で、こちらは菊科だしさ


 お疲れの様子なツマグロヒョウモン
アレチハナガサ(帰化植物)
の蜜を吸うモンシロチョウ



ヒャクニチソウにも…



前にも出たが、畑の隅に咲くハナスベリヒユ(ポーチョラカ)
時期柄、新規のネタが無いんだよ


原色のような鮮やかな色あいは、夏の花のモノ
この時期には、少し不似合いな感



まあね、雨も、叩きつけるような降り方をしなければ、花は長持ちになるけどさ…
彼岸花類は、花と葉が別時期に出るものが多いから、光合成の心配は要らないし



別の場所にも、キツネノカミソリが咲いていた
調べてみると、これって、「オオ…」と二種あるんだよね

前回咲いたのは、もう少し大型の花だったので、
こちらが通常タイプのような気がしないこともない
(だって、私が植えたんじゃないし〜)


 シュウメイギク

 来週頃には、一気に咲きそうだ



ポツンポツンと咲くバイカウツギは、水やりのお礼と理解しておこう


◆ナミアゲハの舞い◆

僅かな雨間にヒャクニチソウのところへ行くと、アゲハの舞いに出くわした

二匹が出くわせば始まる、というものではないようで、
お互いスルーの時もあれば、二匹が塊ったまま、遥か上空へと消えていくこともある

間近に居ると、「パタパタ」と、羽を打つ音が聞こえる
その力強い音は、大型の蝶特有の物だ

まあね、蝶の中には、何千キロもの長距離飛行をする種も居るんだから、当然とも言えるが

ナミアゲハの雌雄区別は難しい(しかも、飛翔中ときている)
キアゲハは、比較的判り易く、たいがい、黄色っぽい方が雄だ

オスがアプローチする時にするのが「ディスプレイ」だが、
オス同士の縄張り争いも、自分の大きさを誇示する行動をする

 花に止まる蝶に、もう一匹が、ひたすら背中側を見せている
止まってる方は、腹部がふっくらしているから、メスかも知れない

人間なら、相手に背中を向けてナンパというのはナシだが、
蝶の場合は、背中側の模様が綺麗なので、それもアリか?

二匹は、一旦、塊って上昇していく様子を見せたが、すぐに舞い戻り、
吸蜜を始めた一匹に、もう一匹がまとわりついていたが、
気の無い素振りに諦めたのか、飛び去っていった







「ふ〜… やっと 一人になれた」 …みたいな 

目次へ戻る

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送