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アゲハ舞う
素人予報は外れることなく、今日も、ほとんど一日雨だった。
ほんの数分、からかうように陽が射したかと思うと、すぐに曇天に戻る。
梅雨時よりも長い雨に慣れてしまった。
「台風が来ない分マシ」と思おう。
雨間を待ちかねるのは私だけではない。
虫たちも一斉に行動を始める。
裏の畑に居たら、すぐ脇で、蝉の声が響き始めた。
「ツクツクホウシィー ツクツクホウシィー…」
蝉が止まっていたのは、インゲン豆の支柱だった。
もう、命も短いというのに…
妙に虚しいキモチになった。
連日の雨が哀しい | |
オオボウシは、 体力を使いきったのか、 すっかり寂れてしまった |
こちらは普通のツユクサ | |
オオボウシの元とはいえ、 全体のバランスは少し違うね |
コスモスの藪も、チラホラと咲き始めた
以前から思っているんだけど、これで「秋桜」って
かなり無理があるんじゃないか?
まあ、本家はバラ科で、こちらは菊科だしさ
お疲れの様子なツマグロヒョウモン | |
アレチハナガサ(帰化植物) の蜜を吸うモンシロチョウ |
ヒャクニチソウにも…
前にも出たが、畑の隅に咲くハナスベリヒユ(ポーチョラカ)
時期柄、新規のネタが無いんだよ
原色のような鮮やかな色あいは、夏の花のモノ
この時期には、少し不似合いな感
まあね、雨も、叩きつけるような降り方をしなければ、花は長持ちになるけどさ…
彼岸花類は、花と葉が別時期に出るものが多いから、光合成の心配は要らないし
別の場所にも、キツネノカミソリが咲いていた
調べてみると、これって、「オオ…」と二種あるんだよね
前回咲いたのは、もう少し大型の花だったので、
こちらが通常タイプのような気がしないこともない
(だって、私が植えたんじゃないし〜)
シュウメイギク 来週頃には、一気に咲きそうだ |
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ポツンポツンと咲くバイカウツギは、水やりのお礼と理解しておこう
◆ナミアゲハの舞い◆
僅かな雨間にヒャクニチソウのところへ行くと、アゲハの舞いに出くわした
二匹が出くわせば始まる、というものではないようで、
お互いスルーの時もあれば、二匹が塊ったまま、遥か上空へと消えていくこともある
間近に居ると、「パタパタ」と、羽を打つ音が聞こえる
その力強い音は、大型の蝶特有の物だ
まあね、蝶の中には、何千キロもの長距離飛行をする種も居るんだから、当然とも言えるが
ナミアゲハの雌雄区別は難しい(しかも、飛翔中ときている)
キアゲハは、比較的判り易く、たいがい、黄色っぽい方が雄だ
オスがアプローチする時にするのが「ディスプレイ」だが、
オス同士の縄張り争いも、自分の大きさを誇示する行動をする
花に止まる蝶に、もう一匹が、ひたすら背中側を見せている
止まってる方は、腹部がふっくらしているから、メスかも知れない
人間なら、相手に背中を向けてナンパというのはナシだが、
蝶の場合は、背中側の模様が綺麗なので、それもアリか?
二匹は、一旦、塊って上昇していく様子を見せたが、すぐに舞い戻り、
吸蜜を始めた一匹に、もう一匹がまとわりついていたが、
気の無い素振りに諦めたのか、飛び去っていった
「ふ〜… やっと 一人になれた」 …みたいな
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