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ラッキョウの花

そこそこ咲いているように見えるコスモスだが、
刻々と、枯れ姿へ変わりつつある

色褪せた体のアカトンボが一匹
　
そういえば、トンボの群れを見かけなくなった
ついこの前まで、あんなに沢山飛んでいたのに

	裏の畑でラッキョウの花が咲いている
もろ葱科 ノビルの花によく似ている

	虫が少なくなったこの時期、 花にやってくるのは、小さなシジミチョウ 　ウラナミシジミ 　 　本来は南方系の蝶なのだそうだが、 数からして、 冬越し可に進化したとしか思えない
ヤマトシジミよりは大きいが、 所詮シジミチョウ この季節は、この蝶ばかり

シジミチョウは、基本、羽を閉じてとまるので、滅多に表側は見られない
小刻みに移動する蝶が、羽を閉じたり開いたりする時、チラチラとは見える

ホンの一瞬、羽を開いた
表側は、少しくすんだ青紫

	気温だけなら春に近いので、 気紛れな春の花がポツポツと咲く 　裏のシロタンポポ

	動物は、 生きている以上、食べ物が要る 　枯れる寸前のヒャクニチソウで 獲物を待つカマキリだが、
通りかかった蝶は、虚しく飛び去った 腹部の卵のため、まだ補給が要るハズ 　今日も、待ちぼうけのうちに陽がくれた 　　　　　目次へ戻る