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リンドウ

 晴天に釣られ、町内をうろついた。
色付き始めた木々、足元に舞う枯れ葉たち。
 枯れゆく葉の元には、来年の花芽が見えた。

 季節の始まりは終わりへと続き、終わりは始まりへと続いていく。
時は、切れ目なく流れ続けていくものだけれど、ヒトは、何かと言え、季節や日で区切りを付けたがる。
 
 道路脇の草むらに、リンドウが咲いていた。


一本のリンドウが、桶のような小さい山水溜まりに突き出るように咲いていた
(数日前の恐怖、蛭体験から、水場や湿気った場所には近寄りたくなく、思い切り離れている↑)



花屋のモノのように沢山咲いてはいないが、野生モノは凛としている
…ような気がする


 デジは紫系が青く写る傾向にあるので
実物は、もう少し紫っぽい



 こんな場所に咲いている
クサボタンとかノコンギクとかゴチャゴチャ…

リンドウは倒れて這いつくばっているし


野イバラの実がかなり紅くなっていたので、ドライ用に採取

 ← ↑こちらは普通のノイバラ

 実の生る茎は、あまり棘がないので
比較的扱いやすい


 でも、こっちは、
細い花柄まで、細かい棘がびっしり!

多分、ミヤコイバラ
初夏の花も一回り大型だった

 実は、ノイバラよりも一回り大型だが、
その分、数も少ないような気がする
とにかく、棘が凄い!


 クサボタンの実

 前回も見たが、なかなか熟すには至らないようだ

 熟したものは、すぐに飛んで行ってしまうし
 キブシの花芽

 早春、ニ番目くらいに咲く黄色い花を、
枯れ景色の中、
どんなに心待ちにすることだろう


 コバノガマズミの実(多分ね)
 こちらは、多分、ガマズミ

 「多分」ってなんだよ?
と言いたいのは判るが、
手は届かないし、
全体的に小型だからコバかな?
くらいしか区別のしようが無いのだ



種不明 蔓状の葉が紅葉していた



こちらは定番のヌルデ



桜並木は、スカスカになり、残っている葉も茶色に変わり、落葉を待つばかり



「随分大きな虫が走っているな」と思い、傍へ行くと、自分よりも大きな蜘蛛を捕らえた蜂だった

この種の蜂は、仮死状態にした獲物を、泥などで作った巣穴に運び、卵を産み付ける
蜘蛛は麻酔状態で生きているため腐らず、やがて孵った幼虫に生きたまま食われる運命だ

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