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秋の山野2

ススキは、穂を開き切った 　時折り吹く風が、 ススキ野原に波を立てる

	枯れ草の中、 菊科の小さな花が揺れている
クジャクアスターの野生版？ 岐阜市の河川敷にも群れていた よく似た花がホムセンで売っているが…
	モンキチョウが吸蜜中

	いつものように、 ダム周辺を反対側へ周る 　ダム堰堤には観光客らしき人が数人いたが、 こちらは全くひとけが無い 　 　辺りの草はほとんどが実になり、 あとは枯れるのを待つばかり
花らしい花はユウガギクくらい

	反対方向を… 　奥の黄色いのはセイタカアワダチソウ 　手前の白いのは ベニバナボロギク（多分）の種
「セイタカアワダチソウは 在来植物を駆逐する」とか言われるが、 土地の整地などで在来種が無くなったところへ、 コレの種の混じった土が入り、結果、 在来種を駆逐したように見えるのだ、とか 　本当に在来種を駆逐するのならば、 ここは、とっくにこればかりになっているハズだ

	白い綿毛は、遠目には花のよう 　風のある日は、 綿毛が一斉に飛んでいく

株の間に張られた蜘蛛の巣に、綿毛が引っ掛かり、レースのようなベールを作っていた

	イヌタデの花 ほんと、地味系ばかりでヤる気が削がれるわ
辺りのカエデは一部が赤くなっていた

空には、すっと刷毛で刷いたような高層雲が浮かぶ
湖面に、ぼんやりと空が映りこんでいた

薄い朱色に染まるのはヌルデの葉
やがては鮮烈な朱赤に変わる

こちらは山桜の葉
木々の落葉も近い

午後3時、斜面は既に陽が外れ、辺りの空気が変わった
本能的なものか、陽が短い季節は、家路に着く時間が早くなる
陽が外れると、一気にヤル気が無くなるのは私だけ？

夕暮れの空、鰯雲が広がる　明日は雨か？

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