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寒い夜

　詐欺で逮捕された彼の人の曲じゃないが、この数日の寒さは堪らない。
先月までの９月中旬並みの暖かさから、いきなり１２月初旬の寒さときている。
ウマシカな人じゃなくとも風邪もひくわな。

　とはいえ、電気毛布は乾燥して咽が乾くので、昨夜は湯たんぽを引っ張り出した。
そろそろ霜が降りてもおかしくはない。
　室内に避難させた鉢花と、洗濯物の密林に、さらに居場所が無くなっていく。

色付いた山も、曇天続きのうちに落葉してしまいそうだ

	神社のモミジが赤くなった

黄色く染まった木の後ろの木は、 既に裸になっていた 銀杏の黄葉はまだ３分程度

	二番穂も、寒さで成長が止まったまま
その手前には、 二番手のヒャクニチソウが咲いていた ここだけ見ると晩夏の頃のようだが、 花に集まる虫達の姿は無い

	身を縮めるように咲くゲンノショウコ
ニラの花は、熟した種を曝している

	シジミチョウは生きてはいるが、 気温が低くて活動できない
しかし、この頃の気温は 初春の頃と似ているため、 タンポポは咲き続けている

	日ごと色褪せてきたモクレンは ポツポツ落葉が始まった
その枝先には、沢山の花芽を付けている 　秋は、落葉樹の終りの季節でもあり、 同時に始まりの季節でもあるわけだ
	その足元には、 ハンゲショウがひっそり息づいている この後、地上部は姿を消し、 来初夏まで眠り続ける

	ヤマボウシも紅葉している 　初開花は結実こそしなかったが、 花は十分に堪能できた 本葉２枚から育てた苗にしては上出来だろう
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