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紅葉2

 平野部に比べ、山間部の日照時間は短いが、それが短日期ともなれば、さらに短くなる。
午後2時を前にして、こちら側の斜面は陰になってしまっている。
 言うまでもなく、冬季の路面凍結は、1日中緩むことはない。

 凪の湖面に山が映りこんでいた。




 色付いた木々は、陽射しが無いと別物のようにくすんでしまう。
黄色は明るい色なので、晴れだろうが曇りだろうが鮮やかだが、
一見派手な赤系は、以外にトーンが暗いため、曇天時はダークな色になってしまう。
 
 晴天時、赤黄が混じった山を撮れば、黄色は飛ぶし、赤色は落ちる。
どっちもどっちだ。

  湖面に景色が映るには、「鏡のような凪と、湖面に直射日光が当たらない」という条件が要る。
日差しが無いと景色が暗く、日差しがあると、景色が湖面に映らないワケだ。
 相反するソレが、タマに合ってしまう時がある。
この日のこの時間が、まさにそれだった。
 
 帰り道、もう一度寄ってみれば、既に陽は外れ、湖面にはさざ波がたっていて、映り込みは全く無かった。



似たようなカットばかりだが、選ぶのも面倒なので、この際、全部載せてしまおう



 どこも、そこそこに色づいてはいるが、同時に落葉が進んでいる。
日が経っても、さらに色付くことはないようなので、最後と思い、少し上流まで行ってみた。
 
 そこは、一帯では、知られた釣り場でもある。
初夏から夏にかけ、釣り人が群れていたそこに人影は無く、陽の外れた川面に冷たい空気が満ちていた。


午後3時を前にして気温15度、冬は、もう間近

いつもの林道は、すっかり彩りが消え、脇には枯葉が溜まっていた



岐阜県北部は、人口樹林がほとんどなので、
このように、ほとんど変化の見られない場所も多い

(↑の林道へ入る時は、車は道路沿いのスペース↑に停めていく)


 かつては、桜が降り、
夏草が茂っていた並木道も、
すっかり寂しくなった



夕暮れの空、開いたままの朝顔の彼方に三日月が浮かぶ

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