初夏の白い花 2


桜のトンネルは、深緑に変わった


あちこちに、ノイバラが咲いている


 小さな白花は可憐だが、
バラだけに、棘もハンパじゃない

 そのうえ、こんなに沢山の花を付ける株は、
結構大型になるので、 
ホイホイと庭に植えられるようなものではない
    例によって、大きさ比較図→

言いたいことは判るが、
比較物がコレしかないんだから…
    
掘ってゲトするには、
小型の重機と軽トラ要


 この辺りは人里離れているせいか、
ノイバラも、とても花付きがいい個体が多い

 バラは、
ありとあらゆる害虫と病気に好まれる花なので、
ノイバラであっても、その宿命から逃れられない

 ウチの近所のノイバラは、
虫と病気にヤられた個体が多い
 
 人家に近い分、園芸植物や農作物が、
病気や虫を集めてしまっているんだと思う
 一重の花は実を付ける率が高いので、
このバラも、秋まで刈られなければ、
紅い実を鈴なりに付けることになる


 深緑が映り込む水は、さらに深みを増し、
 変な例えだが、ゼリーのような質感をしている
 
こんな水底で眠ったら、安らぎそうじゃないか?
 (眠ったきりになるが)


 それにしても、同じ場所なのに、
冬場の、あの寒々しさはなんなのだろう?
寒いを通り越して、痛みすら感じそうだ


水に張り出した枝に、山桜の赤い実が沢山生っていた

桜の下層には、クマシデの実が下がっている
カバノキ科 クマシデ属 …だそうだ


◆ ◆ ◆

道路際の落石防止壁を白いウツギが飾る


この時期、少し奥へ行くと、そこらじゅう、このウツギだらけだ


 白い花は、基本的には5弁花だが、
種類が違うのか、地域による亜種なのか、
花弁の形とかが微妙に違う


青い空、深緑の中に白い花ってのはいいね〜
仙人になっても(煩悩あり過ぎて無理だが)退屈はしなそうだ


 ↑の2枚のアップは、
この花房を撮ったもの

 花房の多少は、
土地の富裕さの違いか、種類によるものか
(こんなところで、肥えた土地ってのも、逆に怖いが)
 




ほい! 例によって、大きさ比較図  

ウツギも、野生モノは結構大型になる
子株は生えているから、持ち帰りは可能だが、
庭植えなら、ヒメウツギ辺りが妥当じゃネ?



そういえば、この前見たハンショウヅルどうなったかな〜?と覗くと、


 一応、地味 な花が咲いていた
林の木陰の下、暗色の小さな花ときている

「ヘタな大工は道具を責める」というが、
いくら頑張っても、
モノには能力の限界ってモンがあって…

 レンズが暗いんだよ〜〜っ!
アレなら撮れるのに…


 ちなみに、ハンショウヅルの自生地は、
こんな、狭い林道沿い

 道は、舗装してはあるが、
対向車でも来るとマズイので、
ここへは乗り入れないことにしている

 続く筋肉痛、もとより体力ゼロの身

 こうして出歩いてはいても、
車から100m以上は離れないことにしてるのだが、
この日は、好天に釣られて動き過ぎたらしく、
 急に足元がヨタついてきたので、
即、帰路に着いた
 林道入口沿いには、清流が流れ、
山の中特有の、精気みたいなものが充満している

 ウチだって、山の麓ではあるが、
やはり、別世界だ…と、しみじみ思った
 
 人の気配がしない山中というのは、
気持ちがいい反面、昼間でも、独特の怖さがある
 これが夜だったりしたら、真の闇だ
俗に言う、「鼻を抓まれても判らない」てヤツ


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