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ヒトツバタゴ

 初夏の新緑の中、雪化粧をしたように咲く白い花。
木犀科 ヒトツバタゴ 別名「なんじゃもんじゃ」

 「名は体を表す」で、
植物の名は、「見たまんま系」が多いが、中でも、相当ふざけた名前だ。

 昔「エライ人」が、領地を訪れたとき、この花を見て、村人に訪ねたら「なんじゃもんじゃの木」との返答。
聞かれたヤツは、見知ってはいても、名前なんぞ知らなかったから、テキトーに答えたと思われる。

 自生地区は限られていて、県内東部の一部と、九州のどこか(←アバウト過ぎ)のみ。
多分、はるか昔に、日本列島が曲がった頃にでも別れたんだろう。
 復活運動とやらの成果で、学校とか、町内の施設などで植樹されているので、花自体は、それほど珍しいものでもない。


この日、カメラを修理に出すため、隣市へ出掛け、親戚宅付近の巨木を撮影
数年前に撮り、この日に見るまで完璧に忘れていたが、丁度満開だった



細長い紐のような花ぴらは、ライラックやモクセイと同じく4弁花
一応、香はあるが、これだけ咲いているわりには香らない


 それは、畑の隅に植えられているので、
手前に、ネギボウズが写っている

(樹の根元のはエンドウ)
ネギボウズの花が咲いてる脇を通ると、
アオスジアゲハが訪れていた

暖地の都市部に住む蝶で、
黒地に、鮮やかな青緑の筋が入っている
初夏っぽい色合いだ


羽の表側(背中側)は、もっと青味が強い
残念なことに、見せては貰えなかったが…


 これがまた、えらく、せわしなく動き回る蝶で、ひと時もじっとはしていない。
連写モードで撮りまくり、たまたまフレームに入り、なんとかピントが合っていたのが数枚。

ついでに言うと、ネギボウズは、このとおり、非常に地味な花だが、蝶たちには人気がある。
意外に蜜の量が多いのか、花の数で勝負なのかは不明




線路際には、白いアカシアの花も咲いていた

アカシアは、御存じ、鬱の人御用達(?)の花である
「アカシアの雨に打たれて、このまま、死んでしまいたい…」 ってか



樹間から覗く明るい塊は、ブナ科 ツブラジイの花
暖地系なので、うちの付近では見掛けない樹だ




親戚宅への細い道、踏切の向こう右手は学校、校庭の隅には、ヒトツバタゴが植えてある

ヒトツバタゴ2

 ヒトツバタゴは、出先で撮った巨木を優先したが、本来、こちらを使う積もりだった↓
(前日に町内で撮ったもの)


 道路脇の三角の土地に植えてある樹

 このとおり、そんなに大きくは無いが、
花は沢山咲いている


開花直前の蕾→ 


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