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早咲きの桜

　雨は、意外に早く過ぎ去り、正午を回ると、青空が出てきた。
陽射しに反して、空気は酷く冷たい。
雨が、全ての熱を奪い去ってしまったかのようだ。

　早くも盛りを過ぎた梅が、地面に花びらを散らしている。
里へ降りてきていたメジロ達は、ある日を境に、パタりと、姿を消した。
　
　近所の山裾で、雉が、鋭く鳴いた。
春本番、鳥達は、繁殖の準備に入る。

　岐阜市では、桜の開花が宣言されたようだ。

ヒマラヤユキノシタが（蜘蛛の巣の）雨粒のベールを被る

近所の、早咲き種桜が、満開になっていた

　俗にいう「桜」＝ソメイヨシノなどに比べ、ふた周りほど小柄な花は、花びらが小さく、シベばかりが目立つ。
雰囲気的には梅に近いかも。
この木は、サクランボの生る種類で、原種に近いものだ。

　サクランボの生る木は、改良を重ねた結果、自分の花粉では実が成らないので、
同時期に開花する「受粉樹」の花粉を借りる。
　

　一昨日頃から開花に気づいていたのだが、昔個人所有地だったそこは、
その後、某電力会社の敷地内となり、「関係者以外立ち入り禁止」
　それも、ちょっと前まで「タテマエ」くらいだったのに、最近ナンバー錠が付いてしまい、入れなったのだ。

　一度、谷の反対側からアタックしようとしたが、さしもの私も断念。（って、今の体じゃ無理だし）

　しかし、何事にも、「例外」というモノがある。
漁業関係者は立ち入り可なので、皆、番号を知っているのだ。
　もちろん、ウチの親も鑑札保持者である。

	ウチの畑の隅に生えるシロタンポポ
白ったって、真白じゃなく、色が抜けたような感

梅　散り始める

満開の梅は、ほんのりと雪が積もったような姿をしている

こちらは、ガクが緑色のタイプ
そのため、白い花びらが、余計に白く見える

	近所の山のトサミズキ
意外に成長していない

	裏の線路の風景も、少し色付いた
クリスマスローズ満開 目次へ戻る