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啓蟄

　先日の寒さも緩み、緩やかな陽が射している。
寒気の過ぎた直後に、急に春っぽくなるわけがないが、戸外の早咲きクロッカスが蕾を出していた。
　その傍ではリコリス（ナツズイセン）の葉が、芽吹き始めている。
　
　一応、虫たちが目覚める時期ではあるが、僅かな花にやってくるのは、まだ、数匹の蜂のみ。
夕暮れ間際、小さな虫が、あちこちに蚊柱を（蚊じゃないけど）作っていた。
　日陰の氷は、未だ融けることを知らない季節、虫といえど、少し気の毒ではある。

どこから湧いてくるのか、群れは、大きさを変えながら移動していく
小さな虫は、単独では異性に見つけて貰えないので、蚊柱を作り、目立つようにするのだそうだ

裏の畑のアセビも、かなり咲き進んだ
花芽の状態では平気だが、蕾らしくなると、霜の害を受けやすい

畑の早咲き水仙

鉢のクロッカス
ただいま３輪開花

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