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クレオメの花

 激しい雨が続いている。
広報が、町内奥地道路の通行止めを報じている。

 いつもながら、梅雨後半は雨量が多い。
雨系災害が起きるのは、いつも、梅雨明け間際だ。
 夜の花、クレオメの花は、この雨を喜んでいるようだ。
 
 私が雨女なのは、この梅雨後半の大雨の日に生まれたからだ、といつも思っている。
誕生日は、たいてい大雨だが、今年は雨じゃなかった。
 だからといって、年を取るのが嬉しいわけは 全く 無い。
 


向いの山は、すっぽりと霧に覆われている


 夕方、僅かな雨間に、ワンコのトイレに出た

 一応、特急は通っているもよう
全く好きではないが、グラジオラスの花

クレオメ

 酔蝶花ことクレオメは、夜に咲く、ちょっと怪しい雰囲気の花だ。
長いシベが蜘蛛の足を想像させるから(?)英語ではスパイダーフラワー
 日本名の優美な雰囲気からすると、なんだかな〜…な名前である。
 
 夜に開く花は、暗闇でも目立つよう、白っぽい色とか蛍光色、プラス香を持つ花が多い。
蛍光黄の待宵草しかり、ヒョウタンの白い花しかり、カラスウリもそうだ。
 
 ウチの畑では、ハンパに成長したクレオメが咲いている。
クレオメは陽が落ちる頃に咲く花なので、写真を撮るには不都合だ。
 来月には短日化が始まるので、一番昼間の長い今が、一番綺麗に撮れる。

 タチアオイの花終了が梅雨明け宣言ならば、クレオメの花終了は夏の終わりを意味する。
双方とも、微妙なカウントダウンだな〜



酔蝶花の由来は、この、蝶のような花型と、色変りによるものだろう
茎や葉裏に棘があるのが難かも


今日、僅かな雨間に撮ってみたら、↑のシベ部分に付いた水滴に、花が映り込んでいた 
全く予想外だったので、ちと驚いている ↓


 花色は、白からピンク、赤紫までと広い

 この個体は蛍光色系のオペラピンク
 花穂の下から咲き始める

 濃く鮮やかな花色は、次第に薄くなり、
翌朝には、下段の白っぽい色に変わる

このピンク系個体は、色変わりが歴然で、↑が、↓になる
以前、これをモデルに描いてたら、描き終わる頃には色が変わってしまった

既に、今夜咲く蕾が、シベを出し始めている


夕暮れ、畳んだシベを伸ばし、開花が始まる
見ているそばから、弾かれたように、ピン!とシベが伸びる

↓まだ雌しべが伸びていないのが判る



どちらかというと、冷涼な気候を好むので、晴天の暑い日は、花びらが萎れてしまう
梅雨時は綺麗だが、盛夏になると、昼間はしおしおだ

いったん萎れた花は、ほとんど戻ることはないので、猛暑時には花穂が短くなる

◆ ◆ 


咲き始め、濃く鮮やかだったピンク色は、次第に薄くなり、翌朝には、↓のような色になる



ローズパープル系

この色も、翌日には色が褪せてしまう
こんな風に↓



白花もあるのだが、成長しないまま、小さな花を咲かせている

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