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 雨上がりの滝は、水量が増し、滝坪に流れ落ちる水が、靄のようにけぶっている。

 ここから、合鴨の姿が消えて久しい。
車のエンジンの音を聞き分け、一斉に集まる姿は嬉しくもあり、また、重荷でもあったが。
 
 水が香る。 木々が香る…
こんな深緑の中に居ると、冬場の、全てが凍てつくような寒さが夢のようだ。
どうか、この夏の日が、1日でも長く続きますように…



  水場が恋しい季節は短い
 透きとおる川底にも陽が射して…
 岩ばかりに見えるが、
もしかしたら、オオサンショウウオが居るかも?
(町内は生息地)
 このトンボは、
山間部の清流にはつきもの

 ミヤマカワトンボ


 滝周辺の山は、人口樹林ではあるが、数年前の大雪で沢山の倒木被害が出た。
結果的に、間引かれた林は、樹間が明るくなり、低木などが生えやすくなったのだと思う。

 遠いのと明暗差で判り難い画になっているが、一面、コアジサイの群れ



滝への降り口は、終盤のヨメナと、シーズンのコアジサイが飾っている



痩せたガマズミも咲いていたが


 天気がいいので、別の場所に移動

この辺りはヤマボウシの自生が多い
対岸に沢山花を付けた樹が確認できる


こちらは、別の場所のもの 林の入れ口に自生
まだ樹が小さいので、手を伸ばして、枝を引き寄せられた

 人家から離れているから、害虫病気などの被害がない



この時期、あちこちの川沿いの岩に、背の低いツツジが咲く
ここらでは「カワツツジ」と呼んでいる


 岩まで辿り着いても、
隙間から生えたそれを取るのは難しいが
 これはウチの栽培もの →


 この地方で「アズキナ」と呼ぶ山菜

 若芽を食用にするのだが、
アクがあって固く、そう美味しいものではない
 
 強欲婆達は、
民家敷地で栽培されているものまで
採り漁って、顰蹙を買っているが
マメ科なので、花もそのまんま


ここへきて、野の花もめっきり少なくなり、目に付くのは種ばかり
キツネノアザミの綿毛が、夕暮れの風に揺れていた
 綿毛は、今にも飛びそうなのに、なかなか飛んでいかない



 チガヤの穂が夕日に輝く

 若い穂は食用にもなるそうだが、
 ワザワザ野の草なんて食べなくても…
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