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ヒナゲシ去

 今年の梅雨入りは早かった。
この数日、天気のいい日は皆無で、気温も低い。

 用のついでに、数キロ上流へ花を見に行った。
こういう曇天は、川面が凪ぐので、対岸の山が映り込んでいた。
 どうせなら、鉄橋に列車が来ないかと、数分待ってみたが、車外は意外に肌寒い。
パラパラと小雨が降り始めたのを期に退散した。

対岸の川沿いにもウツギが群れている


 こちら側にも…

 コンクリで塗り固められた隙間から生える姿は、
生活苦を感じずには居られないが、
 こんな場所だからこそ、刈られずに済んでいる




裏の芥子は、昨日の夕方に始末されてしまった
ひと月以上も咲き続けていたので、空き地のスカスカ感が強い


昨日、まだ、元気に咲いていた個体もあったのだが…
紅い花ばかりになった群れの中では、珍しい覆輪種


 線路際は、まだ処分を免れている


 去年、近所のホムセンで買ったバイカウツギ
「ベルエトワール」

 期待した割には、数輪しか蕾が付かなかった。
その蕾が膨らんだのが昨日のこと
今日、1輪が咲いた

植え変えで、樹が弱っていたのだろう
明らかに花が小ぶりだ
 先月追加したバイカウツギと比較

 下側がベルエトワール

 洋種の改良種バイカと比べると、
花も樹も小ぶりだ
 花の印象もかなり違うな…
今季のバイカは、丸弁の椀咲きで
ふっくらしている

 ベルエトワールは、花弁が反り返り、
ヒメバイカウツギを拡大した感じ


 雨天に元気なムラサキツユクサ
 珍しい4弁花

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