睡蓮 6/4〜8
陽を受けて開く水上の花 睡蓮
午後2時頃には閉じることから「羊草」と呼ばれるともいう。
陽が無いと咲かないのに、花期は梅雨時という、天の邪鬼というか、
イマイチ、ワケの解らない性質の花でもある。
町内の某池に、今年も睡蓮が咲いた。
知る人ぞ知るというか、ほとんどの人は知らない。
花は人の為に咲くわけではないから、知られない方がいい。
底が見えるほどに浅い池は、小さな水生物の宝庫でもある。
様々なトンボが飛び交い、流れの無い水面に、時々、小魚が波紋を作る。
乾季でも水が枯れることは無いから、どこからか水が流れ込んでいるのだろう。
池の奥に、一羽の鷺が居たが、私の気配に気づき、飛び去って行った。
閉ざされた世界は、普段、大きな危険は無いが、外敵に攻められたら逃げ場が無い。
なんとなく、島国日本の縮小図のようにも見える。
もっとも、この池は、小さいながらも、ちゃんと自給自足が成り立っているが…
モノサシトンボ 雄 細い体には、アクアマリンの筋模様を持つ |
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↑ 手前は藪なので、右側の池淵で撮っているのだが、今年は、いつになく、花が遠い!
三脚?
そんなモン立てられるような平地が、この山間部にあるわきゃないわ。
ついでに言えば、この地域には、蛭が沢山居る。
ヤツ等は、水場や雨の日に行動が機敏になる。
池の中にもヤツ等が居るだろう。
蛭は、ある意味、マムシよりもデンジャラスだ。 生理的嫌悪感というか…
だって、想像してみ?
蛭に全身食われるのと(暫く血が止まらない)
マムシに一回咬まれるのと(初めてなら血清でOK) どっちがいい?
どっちも出会いたくは無いが、どちらか選ぶしか無いなら、私なら後者だな。
マムシなんて、即死するような毒じゃないし、繁殖期じゃない限り、ワザワザ襲ってきたりはしない。
咬まれても「チク!」程度だしさ。
まあね、マムシの毒は、二度目は血清が利かないという難点があるが。
ミヤマカワトンボ
↑ 池は道路下にあり、藪に隠されているので、知らない人は知らないまま。
田舎道には信号なんてモノは無いので、通る車は、結構な速度で通り過ぎてしまう。
道路から見下ろすと、こんな感じ↓
池の脇の藪に、数輪のヒルガオが咲いていた
紫色のキキョウのような花が咲いていた 花径は1センチほど、全高は20センチほど 「キキョウソウ」という帰化植物のようだ |
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山側には、こんなモノも…
4月に花が咲いたナガバノモミジイチゴの実
透きとおるような鮮やかな実は、 見た目を裏切らないジューシーさ 雨期のこと、熟した実は雨を含みやすく、 ヒトが実を活用できる率は極めて少ない |
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小さな生き物にも人気が高く ヤマアリが実を食べていた |
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