7/27
慈雨

　今日こそ、予報通り雨になって欲しい。
薄曇りではあるけれど、洗濯物はいつものように、すぐに乾いた。
　今日も外れか…　

　午後を回り、たちまち暗雲に覆われる空、吹き始めた風が、不意にやんだ。
パラパラと落ちる大粒の雨は、流れる間も無く乾いた地面に吸い込まれていく。
　雷鳴と、白く光る稲妻、雨は、短時間で通り過ぎて行った。
　
　とりあえず、今夕の水やりはしなくて済んだ…程度？
　

午後３時半、暗雲が晴れていく

午前10時には萎れてしまったオオボウシバナだが、
かつて染料として使われた花だけに、雨水に青い色が溶けている

	カサブランカの巨大な花穂も、 既に盛りを過ぎた 　雨上がりは花の香が強い 晴天時は、香が拡散してしまうからだそうだ

日没前にクレオメが元気なのは久しぶりだ

	花房は高く昇りつめ、 花より、種が目立つ
熟すと鞘がはじけ、中の種が飛び出る 　放っておいても、来年、芽が出てくる ヒナゲシと同じく、繊細な造りに反し、 実態はとても野性的な花だ

猛暑でヒキってるうちに、オニユリも終盤間際となった

雨の滴に、花姿が映り込んでいる

	田の畔に生えるミゾカクシの花 　ミゾカクシ＝溝隠し 　この辺りでは、 溝を隠すほどには生えていないが
草丈5センチほどの超小型だが、 これでもキキョウ科 淡いピンクの花が咲く

ボタンヅル　今日も撮りはいまいち

	散歩道沿いに、葛の花が咲いていた 　豆科 根は、漢方薬の「葛根」 　「葛粉」の本来の材料ではあるが、 市販の葛粉には、どれだけも入っていない
	いよいよ晩夏だね 雨上がりには、草いきれが強い 夏草の、ムッとした匂いは、独特のものがある

この雨で、里芋も少しは成長するかな

	民家脇に女郎花が揺れていた

ウチの庭の隅にも、小さな秋の気配
和製ベゴニア　シュウカイドウが蕾を出した

	西日の角度も目に見えて変わってきた

また、明日は猛暑か…

目次へ戻る