7/11
合歓の花
ひと雨が去った曇天の下、何と言って目的は無かったが、少し奥まで行ってみた。
不意にパラつき始めた雨に、急ぎ帰ることに決め、帰路につけば雨が止む。
雨女の出かける日、いつも、空は、天邪鬼だ。
脇道へ入ると、合歓の花が見頃になっていた。
ほわほわした羽毛のような花は、遠目には、ピンクの泡のようにも見える。
その繊細な花は、カンカン照りの下では、すぐに縮れてしまい、雨に叩かれれば、濡れて固まってしまう。
偶然だが、合歓の花を撮るには、とてもいい塩梅の日だった。
脇道に逸れ、緩い坂を降りれば、合歓の花が見えてくる
花は、細いシベのみで構成される
マメ科特有のエンドウのような実が生るが、
そういえば、ドレが雌しべなんだろう?
中央の花の、左側は蕾
花は、ごく短命なので、すぐに萎れてしまう
ここは、初夏に、白いウツギの群落が咲く場所でもある。
合歓の木の足元は、ほとんどがウツギの木
いつもの比較図
ここの合歓の木は、まだ小型の部類なので、枝を引っ張って撮れるが、
普通は、かなりの高木になるので「咲いてるな〜」で終わり
花は、咲けば散るのみ 人は、生まれた瞬間から、 生の終焉へと向かう 合歓の木の下は、落ちた花でいっぱい |
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個体により色幅があり、中には、かなり濃い色の花の咲く個体もある
反対に、薄い色もあるが
しかし、こんな風に、花ごと落ちたら、 実が生らないんじゃ? |
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試しに1個採ってみた 一個だけ見ると、割とスカスカな感じ |
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全部雄蕊に見えるが…? マメ科って、両性花だよね? |
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大きさはこんくらい 頬紅パクトに付属の携帯ブラシくらいかな |
付近の草むらに、 ネジバナが三本 |
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藪の中、目に付く赤い実 コバノガマズミの実 |
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かつて、 真白な花を咲かせていた空木は 実を、びっしりと付けている |
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しかし、結実生高い〜! ほとんどが実になってるんじゃないのか? |
なぜか、こんなところにサワグルミが一本 その上に、被さるように茂る葛の葉 |
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胡桃は、1個だけ実を付けていた 11日別編2へ 目次へ戻る |
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