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合歓の花

 ひと雨が去った曇天の下、何と言って目的は無かったが、少し奥まで行ってみた。
不意にパラつき始めた雨に、急ぎ帰ることに決め、帰路につけば雨が止む。
 雨女の出かける日、いつも、空は、天邪鬼だ。

 脇道へ入ると、合歓の花が見頃になっていた。
ほわほわした羽毛のような花は、遠目には、ピンクの泡のようにも見える。
 その繊細な花は、カンカン照りの下では、すぐに縮れてしまい、雨に叩かれれば、濡れて固まってしまう。

 偶然だが、合歓の花を撮るには、とてもいい塩梅の日だった。


脇道に逸れ、緩い坂を降りれば、合歓の花が見えてくる


花は、細いシベのみで構成される

マメ科特有のエンドウのような実が生るが、
そういえば、ドレが雌しべなんだろう?

中央の花の、左側は蕾



花は、ごく短命なので、すぐに萎れてしまう






ここは、初夏に、白いウツギの群落が咲く場所でもある。
合歓の木の足元は、ほとんどがウツギの木



いつもの比較図

ここの合歓の木は、まだ小型の部類なので、枝を引っ張って撮れるが、
普通は、かなりの高木になるので「咲いてるな〜」で終わり


 花は、咲けば散るのみ
人は、生まれた瞬間から、
生の終焉へと向かう

 合歓の木の下は、落ちた花でいっぱい



個体により色幅があり、中には、かなり濃い色の花の咲く個体もある



反対に、薄い色もあるが


  しかし、こんな風に、花ごと落ちたら、
 実が生らないんじゃ?



 試しに1個採ってみた

 一個だけ見ると、割とスカスカな感じ
 全部雄蕊に見えるが…?

マメ科って、両性花だよね?
 大きさはこんくらい

 頬紅パクトに付属の携帯ブラシくらいかな


  付近の草むらに、
 ネジバナが三本



 藪の中、目に付く赤い実

 コバノガマズミの実


 かつて、
真白な花を咲かせていた空木は
実を、びっしりと付けている
 しかし、結実生高い〜!
ほとんどが実になってるんじゃないのか?


 なぜか、こんなところにサワグルミが一本

 その上に、被さるように茂る葛の葉 
 胡桃は、1個だけ実を付けていた

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