7/11 別編2
オオハンゴンソウとか色々

 前回来た時、
まばらだったオオハンゴンソウが、
盛りを迎えていた


 黄色は、白よりも明度が高い色だが、この花は、くすんだ色のせいか、あまり明るさを感じない。
「反魂草」なんて呪術的な名が付いたのは、その、そこはかに漂う陰気さのせいかも知れない。
(それを言ったら、鮮烈な紅い色の彼岸花が「死人花」なんて呼ばれるのも変だが)




手前の白い小花は、盛りを過ぎたヌマトラノオ



この日は、河が増水していたので、川岸付近は完全に水没していた
この花が河辺に多いのは、こうして、水流を介して増えたせいだろう


 水辺には1羽の鷺が居て、
私の気配を感じ、飛び立っていった
 つれないな〜…



ナワシロイチゴの実↑と、花↓



ヤマトシジミが吸蜜中
小さな蝶だが、青紫に輝く羽を持っている



実は、そこここに生っているので、集めれば、果実酒も余裕だが、
数年前、せっせと作った揚句、飲まずじまいだったので、見て見ぬフリで去った

木苺系は、色も綺麗だし、独特の香りがいいんだが、私、酒類飲まないもんね

 ◆ ◆ ◆ ◆  ◆

 山際の小さな流水沿いに咲くオカトラノオ



その脇にはショウマの花の群れ  今年は花穂が少ないが



傍には、小さなノリウツギの木に、花穂が二本だけでていた


 ヒヨドリバナの蕾
 
 咲いても地味だが、
この花が咲く頃には、夏が終わる
 藪の中に生えてるので、
蔓に巻かれてしまい、本体不明になっている


 ダイコンソウの花
 こちらも地味系
 横から
 花弁が散ったあと 


 林道脇の流れは、夏でも冷たく、
涼しい森の中を、さらに涼しくしている

 ド田舎在住の身として、
山の中の気には慣れているはずなのだが、
ここは、また別格の、濃い気が充満している
 シロモジの実 
 花は、クロモジと大差無い小型なのに、
シロモジの実は、大粒で判り易い

 反面、花の季節は、まだ葉が出ていないので、
樹の区別もし難い
 
 花が大きいような気がするからシロモジかな?
…みたいな


紅く色づいたウワズミザクラの実


 初夏に白い穂状の花を咲かせるウワズミザクラは
そこらじゅうに自生しているが、
花が咲くのは、ある程度の高木なので、
実を間近で見る機会は少ない
 熟した実は、果実酒にもできるそうだが、
低い樹が少ないので、実を採るのは大変そうだ


 人里離れた山奥を流れる瀬は、
少し陰気な感じでもあるが、水は澄んでいる
流れに突き出た楓が、
沢山の実を付けていた

 ウリカエデかな? 鈴生りだ
  春先の、ごく小さい花から、
日ごと派手な花へと変わりつつ、
様々な花が咲き続けてきたが、
今くらいになると、パタっと途絶える

 もちろん、花にとって、実りは大切だが、
花オタにとっては、ちと淋しい季節に突入だ

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