12/2
生き残り達

 真っ青な空には、雲ひとつも無い。
久しぶりに散歩に出たら、タンポポの花にモンキチョウが留まっていた。
 蝶を見かけなくなって久しいので、全部死んだと思っていた。
裏の畑では、数匹のシジミチョウが飛んでいた。
この時期に成体の身では食糧が得難いだろうに、どうやって生き延びてきたのか。

 この穏やかな冬晴れは明日も引き続くらしいが、「この冬最後の暖かさとなる予定」…らしい。
ありがたいような、ありがたくないような、なんとも微妙な宣言だ。
 


落葉したモクレンの緑は、横の棚から伸びたアケビの葉



葉が地面に張り付く冬スタイルになりつつ、細々と開花するシロタンポポ
重なる葉が薔薇の花のように見えるから、こういうのを「ロゼット状」と呼ぶ


 当然、花はかなり小ぶり
ちゃっかり種も出来てるし 


 一重の薔薇「バレリーナ」に
実が二つだけ生っていた
これ播いたら芽吹くのか?



 強い霜で、ほとんどが枯れた中、
ポツンと咲くノコンギク
 丁度、列車が来たので背景に…

 待ってたワケじゃないからね!
…と、ツンデレってみる


 今日は暖かいので、
生き残った虫も行動中

 気づけば、足元に数匹のイナゴが居たが、
さしもの彼らも、夏場のような俊敏さは無く、
モソモソと歩くのがやっとだ
 
 昆虫は維持できる体温がないので、
陽を浴びて、体温が上がるのを待つ

 このイナゴも、次の寒気で事切れることだろう
「その時」を知らないのは、ある意味幸せかも



霜を浴びつつも、なんとかもっているヒメジョオン


 枯野景色のシーズンは、
どんな花にでも惹きつけられる


 根性で咲き続けるアザミ

 初夏の花に、この寒さはキツイだろうに、
頑張れよ!と声を掛けたくなる

 花にしてみれば、
そんな言葉より、どうにかして欲しいわな



かつてクレオメが揺れていた畑には、フユシラズ(冬知らず=多分俗称)が群れている


 その名の通り、冬でも花を咲かせ続けるが、
全体の雰囲気は、ちょっとビミョン



小さなベニシジミすら、今では貴重な存在だ

目次へ戻る

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送