8/29
ガラス細工の花２

　昨夜の激しい雷雨は去った。
昨夜はあちこちで停電があったもようだが、ここは、微かに灯が瞬く程度で済んだ。

　正午前、僅かに覗いた空に騙され、大物を洗濯したら、嘲笑うかのように雨が降ってきた。
そして、また、雷鳴が響き始める…
結果、ただでさえ狭い部屋が、洗濯物ののれんで占領されてしまった。

　画像整理をしていたら、盆以降、ほとんどが雨で占められていた。
残り少ない夏を、半月も削られてしまったのか…
　直前の画は、真夏の鮮烈な陽射しに彩られている。

　この雨が上がれば、秋が待っている。
今年の夏は、まるで、エレベーターのごとく唐突に終わった、ということか。

また、バイカウツギが咲いた
この季節は、初夏の花が咲く頃と似ているんだろうか
（私の感覚では、全然違うが）

　昨夜の激しい雨音に、「明日はリコリスのガラス化が見えるかも…」と妙な期待をしたら、
ガラス化どころか、立ち直れないようなダメージを受けていた
　花房大きいし、背も伸びているから、雨の衝撃をモロに食らったようだ
半透明にはなっていたが、地面に伏せってしまっていたので、泥だらけになっている

↑は、一部を無理やり起こし、支柱で支えてる状態　
しかも、起こすときに、絡みあった花が取れてしまった
　彼岸花類は、有毒なのに、花自体は酷く脆いから…

　昨日は↓こんな満開状態だった

無事そうなのを、粗が見えにくい角度で撮ってみた

半透明を通り越して、溶けかけている
咲いたばかりなら、雨がやめば元に戻るが、終盤ではこれきりとなる

	新たに出ていた芽は、 やはり、別種のもよう
覗いている蕾の色が濃い もしかしたら、 ２種同時咲きが見られるか？と 淡い期待をしていたが、無理だな

◆リコリスとモンキアゲハ◆

　こんな日は、僅かな雨間に撮るので、雨が上がれば、その度に覗くワケだ
一度目、花を撮り終わった頃、モンキアゲハが飛んできた
　うおっ！！　願っても無いようなとり合わせじゃないか！

　とりあえず撮ろうとするが、蝶が大きいので、距離をとろうとするがピントが合わない
あへ〜　なんじゃこら？　　…接写になっていたよ　…orz
　大慌てで連写モードに設定したら、ダイヤルがホワイトバランスのところになっているし…

　空腹だったのか、蝶は、少し留まっていたので、なんとか数枚撮れてたが、
肝心の背景が暗くて、蝶が目立たないのが哀しい

カメラは、ヒトの目では捕えられない瞬間を記録する
これで背景が青空だったら文句無しなんだが

このアゲハは大型なので、過密な花の中を移動するのは大変そうだ

大型のアゲハは、リコリスのように、筒状の部分が長い花だと、
完全にハマってしまい、その態勢で数秒間じっとしてる

初めてそれを見た時は、ノウゼンカズラの吸蜜中だったが、
あまりにも動かないので、死んでるのかと思い、カメラ持ってたのに、撮り逃してしまった

この状態↓じゃ、ヒトが近づいても見えないわな

目次へ戻る