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稲刈り はさがけ
いぜん、ぐずついた天気が続いている。
「次に晴れるのは、来月になってから」…だそうだ。
残り少ない夏をすっとばされてしまった。
神社付近の山で、ミンミンゼミが遠慮がちに鳴いている。
こんな天気なのに、近所の田では、早くも、稲刈りが済んでいた。
この地方は寒地なので、早生種が多いが、稲刈りの時期は、台風シーズンでもある。
今年の夏は晴天続きだったので、稲開花には恵まれたが、「終わりよければ全て良し」
終ってみなければ判らない。
「はさがけ」して乾燥した米は、機械処理のものより美味しいのだそうだが、
こうしてから長雨が続くと、この状態で芽吹いてしまい、食用にはならなくなるのだそうだ。
発芽玄米が流行りでも、もみガラ付きでは、ちと無理があるしね?
枯れゆくヒャクニチソウと、 | |
咲き始めたばかりのコスモス 夏と秋の交代時期だ |
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脇の荒地のエノコログサは、 穂は開き切り、実もほとんど落ちている |
刈り入れが済み、がらんとした田に、小さな白い球のような蕾が出ている
これは、もしや、シラタマホシクサか? (干し草じゃなくて、星草) と期待したら、ただのホシクサだった 現実はそんなに甘くないってことだ |
干上がった田のあちこちに、オモダカの花が咲いている
クワイモの親戚だったように記憶している
雄花
ごちゃごちゃしていて、肝心のオモダカの葉が判り難いが、細い三角のがソレ
こちらは雌花
開花後、残った雌しべは、 | |
次第に大きくなり、いずれは種になる |
オモダカの花は咲いているが、イナゴの乗ってる葉は、コナスビというヤツのもの
コナスビ全体図↓
晩秋に、ホテイアオイの花を小型にしたような青紫色の花を咲かせる
しかし、このイナゴ、今頃になっても幼虫とは…
オマエ、早くしないと、幼虫のまま寿命が来るで!
ミゾカクシの花 こんなでもキキョウ科
サワギキョウも、こんな形の花だし、アリと言えばアリかも
紫蘇の花 言うまでもなく紫蘇科 |
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こんな地味な花にも、 ちゃんと虫がやってきて受粉していく |
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この季節によく見かける、 胴が長くてトロくさい印象の蜂だ |
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紫蘇の群生 毎年、勝手に生える この紫葉のタイプは、 梅干しの色付けに収穫した後、 残りは、実を採るために放置する |
午後から、僅かに陽が射してはきたが、 空には雲が多い 雲の薄い部分もイワシ雲ばかりなので、 この先の雨は間違いない |
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一昨日撮った、 羽の損傷が進んだ個体らしきアゲハが居た 前羽二枚で飛ぶのは、さぞキツイことだろう |
目一杯咲いたリコリス群 今年は豊作だ
花一個が大きめなので、数本咲くだけで、かなりのボリュームになる
ごちゃごちゃ感はあるけれど、豪華でいい
例の遅れて出た蕾だが、 少しこぶりで色も違うから、 これは期待していいかも… |
タマタマ外に居たら、黒いアゲハが飛んできた
地面で吸水中、チラチラと見える表羽がラメラメしている
これは、もしや、ミヤマカラスアゲハ?
裏の花撮りの後だったので、デジの電源は切ってある。
大慌てでセットして、連写モードに切り替えるも、アゲハは遠い…
捕獲は、しようと思えば出来るかも知れないが、そんな邪道はしない
私が好きなのは、ピンで留められて物体化した標本じゃないのだから
飛翔中でブレているが、表羽は間違いなくミヤマの輝きだ
電子ズームで二倍拡大して連写、なんとか撮れたのがコレ
後羽の尾もちゃんとあり、完全な個体だ
ああ〜 千載一遇のチャンスだったのに〜!!
西村京太郎の「伊豆諸島殺人事件」の中に、
「薄暗い中、樹の葉がザワザワと動いた。
それは、葉ではなく、青緑色に輝く羽を持つアゲハ蝶だった。
それが何百と樹に止まっている様は、不気味だった…」
…とかいう行があり「なんて贅沢な!」と思ったものだ
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