花と虫たち その2 地味系編

◆モンキチョウ◆

…説明は要らないと思う
春先はモンシロチョウがほとんどだが、晩夏になると、モンキチョウが目につくようになる

この時期の似たモノに、ひと回り小型で、黄色味が強い羽に紋無し、羽が角ばったのがキチョウ
キチョウは、山系の蝶なので、こういう花畑にはあまり来ないが、畑で吸水しているのは、よく見かける



◆アカタテハ◆

「タテハ」とは、留まる時、羽を立てるからそう呼ぶのだと思うが、
実際には、モンシロやモンキよりも、羽を開いて止まる率が高いような気がする

タテハ類は、俊敏というか、警戒心が強いというか、中々傍へ寄れない
花に止まっても、ぐるぐる回りながら蜜を吸うので、連写で適当に撮る

連写なんて、フィルムカメラでは(貧乏アマカメには)とても出来ない芸当だ
24枚撮りのフィルムで、連写でパシャパシャ撮ったら、数分で1000円が飛ぶ計算になる
長らく、一眼銀塩持っていたのに、連写なんて、一度も使ったことが無い

そういう意味では、デジカメは、貧乏人に、とても優しいな… すぐに結果が判るし
あああ〜… あの最後の旅の時に、このデジがあったら!と、しょうもない「たら れば」を想う





◆ツマグロヒョウモン◆

羽先が黒いから「ツマグロ」 ヒョウのような模様があるから「ヒョウモン」 
安直過ぎてひねりが無いが、判り易いとも言える

スミレ類の葉に、赤黒の怪しい虫が居たら、多分、この蝶の幼虫だ
寒地向きじゃないので、昔はこの周辺には居なかったのだが、
温暖化で、爆発的に増えて行ったらしい
私の記憶のある限りでも、冬季の積雪は本当に少なくなった

↓ナンパ中 左側のツマグロ模様のある方が雌

基本、動物は、強い遺伝子を残す為、産める雌が、遺伝子を選択する権利を持っている

この2匹は、瞬時に交渉決裂  雄はあっさり飛び去った
人間も、このくらいあっさりしていれば、ストーカー事件など起きないのに
…いや、蝶のように、好きなところへ飛んで行ければ、事件にもならないのだが

ストーカーは居ないが、現実逃避用に、長距離飛行用の羽が欲しいと思う昨今


別の個体雄だが、右後羽根が欠損している


↑こちらの雌はまだ若いようだが、↓は、かなり生活感が出てきている
冬越し可の種類だが、コレはこの夏一杯かな



◆オオチャバネセセリ◆

詳細は知らないが、これでも蝶の類
そもそも、蛾と蝶の区別自体が曖昧で、大まかに言えば、昼行動するのが蝶で、夜型が蛾
インコとオウムの区別みたいなモン(ヨウムはインコなのか、オウムなのか?謎過ぎる…)

小太りの体に小さな羽なので、ヒラヒラとは飛ばない 
この時期に沢山居るが、沢山居ても地味は地味

身が多いから、カマキリにはありがたい獲物だろうとは思う

アゲハなんて、羽ばかりで身は少し…
狩りに成功しても、脱皮期の蟹を大枚はたいて買った無知な観光客みたいな気分にならないか?
(例えが妙にリアルなのは、本人体験済みの証しである)



◆オオスカシバ◆
昼間飛んでるけど、コレは、普通に蛾の類だろう
夜型のスズメガと似ているが、こちらは、名の通り、羽が透明=透かし羽

もの凄く高速で羽ばたくので、連写で撮っても滅多に羽が写らないが、
↓3枚目に、偶然、羽が撮れていた

以前、動物関係の番組で「日本にも蜂鳥が居る」と投稿した人が居た
スズメガを見て、そう思い込んだらしいが 「ネタですか?」みたいな話だった
都会の人は、あんなモンなのかね〜?(←いや、田舎の人でも同程度だから)

日本に蜂鳥が居たら、とっくに飼ってるわ!!
自宅裏で、たも網を持ち、蜂鳥を捕る…なんてことも可能だし

ヘリのように空中静止飛行しながら、長い口を伸ばして蜜を吸う
口には、花粉がびっしり付いている

こんな高速型でも、時に、カマキリの餌食となるから、いかにカマキリが俊敏とも言える
そういえば、デブ猫が、盛夏の日暮れに、スズメガを捕まえていた 
あの小さな手で、素早い蛾をパシっ!と… 猫も、さり気に凄い
(無益な殺生は好かんので、即刻、猫をボコって放させた)


残りのシーズンも短いが、まあ、オマエも頑張れや  
じきに訪れる寒い季節を知らないで逝くのは、かなり羨ましい

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