8/22
晩夏の花達 1

 数日ぷりの晴れ…というか、とりあえず雨は降っていないので、所要のついでに花見に行った。
滝の入口道から少し入ったところに、全身にボタンヅルの白い花をまとった木があった。
 この季節には、さほど珍しい光景ではないが、傍まで行けるような場所は僅かしかない。

 白い花は、晩秋には、白い綿毛の種に変わり、風を待つ。
それが全部散った頃には、本格的な冬がやってくる。


遠目には白いベールのようだが、絡まれる側は溜まったもんじゃない



 よく咲いていること!
 そこは、滝の少し下流脇

狭い谷を挟んだ山側には、くたびれた風のタマアジサイが咲いていた




不明の実 
この時期には、花よりも実の方が多くなる


滝周辺の道路際藪に、例年通り、1株のセンノウの花が咲いていた


 なでしこ科

 鮮やかな朱色の花だが、
咲いてる場所のせいか、
ほとんど人目には付かない


 
他のモノに埋もれてよく判らないが、一応、葉を




1株だけだが、ツリフネソウが咲いていた


 ツリフネソウ=吊り船草

 「船を吊ったような花だから」というが、
ビミョーだ
 ちなみに、花には、季節折々、それぞれ、専属(?)の虫が居る

 花と虫は、太古の昔からペアを組んで進化してきた
花は、蜜や花粉を与える代わりに、虫に受粉して貰う
 虫が居なかったら、花は、それを集めるための進化もせず、
銀杏のような地味な風媒花ばかりだったかもしれないのだ

 コレは、花の最後部に蜜の溜まる部分があり、虫が筒状の部分に入ると、
その体に花粉が付き、受粉する仕組みだが、
この花を好む虫は、後部に穴を開け、蜜だけ取っていくらしい
 咲き始めなので、小さな蕾の塊が沢山ある
花の造りはホウセンカっぽい
食虫植物みたいな雰囲気でもある
 …地味だ


ススキの穂が揺れる陰では、残り少ない花でシジミチョウが吸蜜している


ヨウシュヤマゴボウの実


黒々とした紫色で、ちと毒々しい雰囲気


 吸蜜するクロアゲハ
地味な花だが、特有の蜜壷を持っているので、蝶たちには人気のようだ
そこらじゅうに生えているし、前にも撮った花だが、名前は忘れた

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