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クロアゲハ

 暑さは続いているが、日が落ちると、すうっと、空気の質が変わる。
ああ、盛夏が過ぎたんだな…と感じる一瞬だ。

 昼間は夏、夜は初秋、虫たちも、日暮れを境に主役が交代している。
日々、勢いを増していく秋の虫たちにも、じきに終わりがやってくる。
 それでも彼らは、日々を精一杯生きている。
…いや、「本能」というプログラムに沿っているだけか。 

 生まれて、成長して、子孫を残し、死んでいく 
言葉にすると簡単なことが、ある種のヒトにとって、その簡単なことが難しい場合もある。
 


庭先のプランターに毎年生えるトレニアに(正確には別の名前があった)クロアゲハがやってきた
春先よりはマシだが、意外に花が少ない晩夏、虫たちには結構厳しい季節かも…

夏の精が舞う陰には、秋の虫が潜んでいる
セスジツユムシ成体


 咲き進むシュウカイドウだが、
当分は雄花ばかりのようだ


 彼岸花類の花の命は短い  いきなり咲いて、いきなり消える

次々咲く花に埋もれて目立たないが、最初に咲いた花は枯れた

彼岸花類は開花率が低いと言われるが、多分、そのとおりだと思う
一本が嵩張るので、一見沢山咲いているようだが、
根元には、芽を出す気配のない球根が沢山残っている(球根剥き出し…)

春先に葉を出して休眠、晩夏に開花して休眠、という特異な生活スタイルの花だが、
4割くらいは、開花をサボって、ずっと休眠している個体が多いということか


 こちらは、自宅前庭のリコリスたち
 ↑の見当でいくと、地中には、
花数の倍くらいは球根があるハズだが…


 数年前、知人宅で捨てられようとしたモノを貰い受け、
適当に植えたものだが、今年は一番沢山咲いた
 
 木苺のギリギリ脇から生えてるところを見ると、
球根を植えたのを忘れた私が、
すぐ脇に木苺を植えてしまったのだと思われる

 花が終わったら植え変えようと思っているが、
花が終わると、
ソッコーで、球根の場所が判らなくなるんだよね〜
こちらは、裏の畑の一画に生えてる物
(忘れたが、多分、↑の一部だろう)

もう1カ所にも植えたハズだが、
今年は咲かない積もりなのかも?


夕暮れ時、明後日の方向、南の空の雲が焼けた


 花の水を撒き終える頃には、白い月が輝き始めた



月の背後の東の空も、うっすらと染まっている




夕暮れと同時に目に付く一番星、その下をかすめるようにして、月が移動していく

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