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キツネノカミソリ開花

 空の青さは、盛夏を過ぎた徴。
煩いくらいに鳴いていたアブラゼミの声が弱まり、山々で、ツクツクホウシの声が反射している。
 草むらで鳴くキリギリスは、夕方になっても鳴き続けているが、コオロギや鈴虫の声がミックスされるようになった。
 
 つい数日前まで、「猛暑 猛暑!」と騒いでいたのに、立秋過ぎればこの変わりよう。
人は、過ぎ去る時を嘆いてみるけれど、季節は、何のためらいもなく、淡々と時を紡いでいく。
 今月末にもなれば、夜は、完全に秋の虫に支配されているのだろう。

 すっくと立ったモミジアオイが、
晩夏を謳歌している

 晩秋まで咲きはするが、
最終の頃の花は、別種のような小型になり、
半びらきのままで命を終える

 夏の花が寒さに凍える様は、
なんとも痛々しいものだ
 ヒメスイレンは、次々と葉を増やしているが、
花は咲きそうに無い

 葉の上に、小さなトノサマガエルが居座ってた

 次々と上陸していたモリアオガエルは、
いつの間にか、どこかへ行ってしまった


キツネノカミソリ開花  (右側に出ているのはリコリスの蕾)

花型は、彼岸花よりもリコリスに近いが、そのくすんだ朱色の花は、
リコリスのような華やかさは無く、彼岸花ほどの存在感も無い

ここへ植えられてからかなり経つが、増殖速度は極めて遅い
自己保存本能が薄いのかも知れない、とか思ったり…


 やっぱり、晩夏に初夏の花はそぐわない
私の先入観?

 しかし、今頃バイカウツギが咲くなんて、
命がヤバい状況なんだろうか
(樹は、命の危機になると、沢山花を付ける)
 ウスユキソウ満開
(シラユキソウだったかも?)


アメリカフヨウ 白花バージョン↑
白は、ピンク花ほどには大きくない
そのピンク花は、既に盛りを過ぎたようだ


 こちらは当分元気そう

ハナスベリヒユ
 次々と開花しているオオボウシバナだが、
初期のものは、種が大きく膨らんでいる


 18:27 白い半月と積乱雲 

日没はしたが、空には、まだ青味が残っている
 夕方の散歩で、久しぶりにこの道を通ったら、
予想外に早く暮れてしまった
今月末には、もうこの時間には来られないだろう

 夕暮れの空にエノコログサが揺れる
 
 実は7月頃から穂を出しているんだけど、
この時期に見るエノコログサは、
秋を確信させる



 18:42

 急速に薄闇に包まれていく中、
梢の上で月が輝き始めた
 



19:27分 既に辺りは闇となり、東の空には一番星が輝いている
この星は、最近見えるようになったんだが、日が短くなったせいか、冬の星空に代わったのか…

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