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桜翔舞 2
当初の目的地に戻り、暫く待つと、陽が射してきた。
やがて、風が吹き始め、桜翔舞が始まった。
始め少しずつ、そして、バラバラと音を立てるほどに散る花弁。
この世のものでは無いような美しい光景は、正午近くまで続き、
ひと段落着いた時には、桜は、もう、スカスカになっていた。
晴れた直後の様子
道路には、タイヤの跡が着いているが、
↑の画像、奥の木の辺りをアップ↓
点々と在る白いものは、全て、桜の花弁だ
吹雪のように舞い落ちる花弁が、タイヤの跡を消していき、
桜の道が出来上がった
空は、今一つ、不安定で、晴れたり曇ったり…
時折り、小雨がぱらつく
どんなに沢山花弁が舞っていてもも、その光景は、条件が合わなければ撮れない。
↑のも、現場では、花弁が顔に当たるほどに舞っていたが、背景が明るいので、ほとんど写っていない。
背景に電線が入らないから、できれば、こちら側を撮りたいのだが…
↑を、坂の向こう側から撮ると、
一面の桜の道↓
桜は、所構わず降り積もる。
こんなところに、何時間単位で車を停めれば、結果は言うまでもなく、立派な桜餅(?)状態である。
ミステリーなどで、「遺○の下が濡れていたのは、○体は、雨が降り始めてから遺棄された証拠だ」
…とかいう設定が出てくることがあるが、車をどけたら、やはり、その下だけは花びらが無いのだろうか。
出来るものなら、桜の絨毯を踏みたくは無いが、かといって、ずっとここに居るわけにもいかない。
停車位置から、ゆっくりと動き出したら、足元(車の)が、ズルズルと滑る感触がした。
積もった桜の花弁で滑っているのだ。 凄い!!
なんていうか… ある意味、とても贅沢?
↑車が白いので目立たないが、全身、桜にまみれている。
この道の先、坂の辺りで待機していたら、ナニを思ったか、花見客が、コレ↑の隣で記念撮影をしている。
中年を過ぎた夫婦だ。
…? なんで???
スーパーカーとかならともかく、出先で、他所んチの車と撮る意味って…??
(常日頃からだが、私は、コレの持ち主には見えないらしい)
桜をバックにするのなら、ほんの少し前へ出れば、車はフレームから外れる位置だ。
行き止まりの道に、平日の午前中のこともあり、私以外に、撮影目的の人は居ない。
(というか、ここに停めてから、計5人くらいしか来ていない)
気のせいかと思ったが、角度からして、どう見ても横に並んで撮っている。
夫婦で交代して、嫁は、ブイサインまで出して居る。
なんなんじゃ〜
観光地にありがちな、顔のところだけ穴を開けたハリボテと撮るようなノリなのだろうか?
一応、飛騨ナンバーだし。
「プログのネタにする気なら、ナンバーは消せ!」と言いたいところだ。
なんとなく、ビミョーなキモチになった。(どっかに載せられてないか、少し心配)
桜餅アップ この時、既に花弁焼きつき状態 (洗車を考えると鬱…) |
↑走り出して数分後、花弁は、フロントガラスやボンネットに張り付いたまま
桜のトンネル脇にも、桜色の小路が出来ていた (椿のトッピング在り) 道路幅の都合上 桜のトンネルを過ぎた場所↓に停めているので、 帰り道とは逆方向になる |
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僅かニ時間ほどのうちに、 スカスカになった桜並木 いつものことながら、劇的変化だ 花弁に彩られた道も、これで見納めか… |
前回載せた「桜色の池」
風向きが違ったのか、花びらが反対方向に流れて散らばっていた
◆ 帰宅のち、洗車のち、ワンコ洗い ◆
雨水を含んだ桜から落ちる花弁は、蜜や花粉混じりの糊が付いているようなものなので、張り着いてしまい、走っても取れない。
まあね、この日は、出掛けた時から諦めていたから、潔く洗車決定!
少し時間が経っていたので、想像通り、花びらが焼き付いてしまい、中々取れなかった。
綺麗に張り付いたままなら、いっそ、このままでも、粋と言えないことも無いが。(極妻系ペイント?)
フェンダーの裏に水を掛けると、桜の花弁が、ゴソッと落ちてきた。
スリップしたとき、かなり巻き込んでいたらしい。
車内には、皺皺になった花弁が、無数に散っていた。
その後、わんこも洗って、体力が尽き、この日は、早い時間から爆睡となった。
2008年度、桜追っかけは、これで、一応、終わり。 (続編 八重桜編アリ)
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