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桜翔舞

 雨は上がったが、空は、いまいちすっきりしない。
時折り、思いだしたように雨が落ちてくる。
 
 春は、天気の周期が早い。
桜が満開になった頃には、必ず、雨が降る。
雨が上がれば、風が吹き始め、桜翔舞が始まる。
 
 町北部の桜も、ピークを過ぎていた。
開き切った花びらが、全部叩き落とされてしまったかも知れない。

 とにかく出かけよう。
最悪でも、路面に敷き詰められた花弁は見られるだろう。
 絶対、一番乗りだ〜!

  睡眠不足と筋肉痛の体を無理やり動かし、午前8時には現場に着いた。
煩悩に勝る敵無し! (デートとかだったら、キャンセル確だ)


 桜は、まだ、たっぷりと雨水を含み、しな垂れていた。

 現場へ着くと、花びらの敷かれた道に、くっきりと、タイヤの跡が二本。
ああ〜… 遅かったか… (現場は行き止まりの道)
 誰だ? こんな無粋な真似を〜!!(←自分の車は別)

 とりあえず、滑り止め(?)の写真を撮る。

 時折り薄日は射すが、なかなか、現場までは届かない。
暫く現場で待機したが、ボーっと待っているのも難なので、上流の並木道へ向かった。
 行く手の、凪いだ水面に、並木が映り込んでいた。


 ここの並木も、昨夜の雨で、かなり散ったようで、花弁が道路を染める


 車が通るたび、
落ちた花弁が舞いあがる

 桜の地吹雪だ


 川岸側から

コンクリートののり面を、点々と白っぽく染めているのは、全て桜の花びら
もちろん、その下の草むらにも落ちているが、撮れるほどには目立たない




 2 並木へ

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