10/20

 イヤに寒いと思えば、県内北部の乗鞍岳でも初雪が降ったらしい。
それでも、「例年より十日ほど遅い雪」だとか。
(この台詞、毎年聞いているような気がするが)

 冷たい風と、グレーの雲、もう、すっかり冬の空だ。
はためく洗濯物は、乾きはしても、なんとなく、湿気が残っているような感が残る。
 
 「暑さ、寒さも、彼岸まで」というが、彼岸が過ぎれば、冷暖房の要らない時期は、ホンの僅かでしかない。
そろそろ、自室にもファンヒーターを出さなきゃね。


 ツワブキの蜜を吸うヤマトシジミ
寒風の中、虫達の動きは鈍い
 菖蒲の下で、リンドウが開いた


 生い茂ったシュウメイギクも、終盤を迎え、白い花びらが地面を飾る


 色づく柿の実と、
色付きすぎて萎びたスズランの実


 早くに刈られた田では、二番穂が出て、
一面の緑が、夏の日の幻を作る


 その足元には、ミゾカクシが、
細々と咲き続けていた
キキョウ科

名は、「溝を隠すほどに生い茂る」
ことから付いたと言われるが、
それほどには茂らない


 何の世界にも、遅れるヤツは居る

 枯れ果てた群れの中、
ポツンと咲いた彼岸花

最盛期の花ほどの勢いは無いが
その足元では、既に、葉が伸び始めている

 他の植物が眠る季節に芽吹き、
来初夏まで栄養を蓄える


 時期外れのタンポポも、
綿毛に変わった
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