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サラシナショウマ

 雲はあるが、秋らしい晴天だ。
日中は、暑く感じた長袖の服も、夕暮れ間際には程よい感じとなる。

 すとんと降りる闇、向かいの山では、鹿が恋人を呼ぶ声が響く。
「ヒューィ…」 長く響くそれは、人の耳には、恋しさより、哀しさを想わせる。
 夜は、いつのまに、こんなに静寂な時間になったのだろう?
あれだけ煩かった青マツムシの声が、今では、一声もしない。




かつて、白い花に覆われていた茨は、鈴なりに紅い実を付けている
(下から仰いだので、肝心のモノが暗くなってしまったが)



実は、硬質ではないが、小粒なので、乾燥しても、それほど皺くちゃにはならない
鋭いトゲを取れば、しなやかな枝は、リースの土台に向いている

届く範囲の枝を持ち帰り、日陰でドライ中



道路際の藪、目に付いた白い穂
サラシナショウマ


 全然似ていないが、
キンポウゲ科の花らしい
 
 色褪せた藪の中から、
ズボっと突き出る白い穂が、
なんとなく、異質な印象を与える

 それにしても、キンポウゲ科は、
季節といい、姿といい、範囲の広いこと!
 ユキノシタ科といい勝負か?



葉は、株元近くにあるので、藪に埋もれてしまっている



白い小菊 ゴマナ


 同じ白花でも、初夏とは違い、
秋は、地味な雰囲気の花ばかりだ
(超〜 つまらん!)

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