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藤の花

　「山笑う」季節は、どこもかしこも光に満ちている。
そよぐ若葉、流れる瀬は、新緑を映し込み、深い緑に変わる。
　緑の中、満開の藤が甘く香った。

藤の花も、表年と裏年があるようだ
去年、ここの藤はほとんど花を付けなかったが、今年はこのとおり

そのわりには、他所の藤は花付きが良くない

	コバノガマズミの花（多分） 　枝が細いのは、日陰のせいだろうか

川の両側のあちこちに、藤が咲いているのだが、
藤色は、意外に地味で、遠景では、景色に溶け込んでしまう

キンラン 　ポピュラーな日本蘭だが、 個体数は少ない

陽に透ける新緑が、せつないほどに綺麗

ヤブテマリの花
花とは言っても、白い花びらに見えるものは、ガクの変化したもの
園芸種のオオデマリの先祖だと言われている

「田舎には自然が多い」というイメージだが、 手の届く場所のものは刈られてしまう この株は、防壁面ネットの向こうに生えていた 　　　　　　目次へ戻る