5/3
ギフチョウ

 暑いほどの晴天だった。
近所の神社へ、チゴユリを見に出かけたら、ギフチョウに遭遇した。

 「春の女神」と称される「ギフチョウ」
春一時期のみ、山間部に出現する、小型のアゲハ蝶だ。
 私のライバル(と、一方的に思っている)岐阜出身の昆虫学者「名和靖」が、岐阜の我が町で発見したとされる(当時の)新種である。

 近所の神社裏で、この蝶を見たのは、私が小学生低学年の頃だった。
当時から、花や生き物が好きだった私は「コイツが居なきゃ、私が発見者になったのに」と、結構本気で思った。
 
 後に知った話だが、実は、もっと古くから知られていたらしい。
江戸時代の文献にも、「だんだら模様のてふてふ(蝶)」という表現があるとか。
一般人は、よく見かけるものであっても、それが新種かどうかなんて判らないもんな。
 
 つまり、新種発見は、「言ったモン勝ち」ということだ。(やっぱり惜しかった!)


カキドオシの密を吸うギフチョウ

中には、ナミアゲハと間違える人が居るが、区別は簡単だ。
羽脈に対し、ナミアゲハは縦じま模様だが、ギフチョウは横縞模様



ギフチョウは、食草のカンアオイに産卵にきたらしい

ギフチョウは、留まるとき、羽を開く性質なのに、
葉から葉へとホバリングして、中々留まらない

カンアオイ 参考サイト (←で、花が咲くことを初めて知った)



どうみても、産卵体勢だ




そーっと、蝶の後ろに回りこんだが、羽は半開きのまま


カンアオイについて

 ↑の方で、他所様のサイトを紹介しているのだが、花が撮れたので追加する。
先日(5/21)のこと、知人宅庭に、カンアオイの株を見つけた。

 「コレ、冬に花が咲くんだってね〜」とか言ってたら、「花、まだ付いてるよ?」
へっ、なんで今頃?
「百聞は一見にしかず」という。
 葉を掻き分けると、株元に、あの花が咲いて(残って?)いた。

 それなら、神社のカンアオイにも咲いているんだろうか?
行って見ると、どの株にも、それらしい痕跡は無かった。
 多分、ある程度充実した株でないと、花が付かないのだろう。

そんなわけで、今日、知人宅のを撮ってきたのが↓の画像。


 質感、手触りは、花と呼ぶには硬く、
乾燥していて、実の殻のよう
花径1センチ、長さ1.5センチくらい

 小さくて、地味なエンジ色のうえ、
地面に張り付くように咲いていては、
予備知識がなければ気づかないだろう



神社のカンオアイ
春先には、無地の葉だが、今頃になると班が入るもよう


 痛恨のショット
 
 蝶を追い回していたら、日向に向かい、
地面に留まったのだが、反射でピントが合わず・・・
 ン10年ぶりの遭遇なのに〜!

 目次へ戻る
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送