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バイカウツギ

 この2〜3日で、急に、夏らしい暑さになった。
我が家のコタツも、今日で御役ごめんとなり、居間が妙にすっきりしている。
 6月にして、ようやく「冬」を連想させるものが消えた。

 手が空いたので、ちょっと、周辺を一回りに出かけた。
隣町の入り口辺り、白い花が目を惹いた。
 見慣れたウツギにしては、花が大柄だ。
4弁の花びら、どうやら、バイカウツギらしい。
 写真では見たことがあるが、自生ものは初めてお目に掛かった。

 家を出た直後に寄ったホムセンに、バイカウツギの園芸種が売っていた。
花が数個付いて980円、園芸種でもウツギはウツギだ。 …散々悩んで見送った。
 
 ここで会ったが百年目、チャンスだ! コイツをどうにかしよう! 

 しかし、相手は、道路から外れた藪の中、下草の中には、何が居るか判らない。
株は、結構大型なので採取は無理、せめて、挿し木用の枝をゲットしよう!
 頭上と足元の枝に阻まれながら、なんとか手の届く枝を折り、戻ったら、手も足も、引っかき傷が出来ていた。

  バイカウツギ=梅花空木と書く
つまり、「梅の花のようなウツギ」ということだ。

 だが、梅は5弁花が特徴である。
「梅花藻」という藻があるが、
こちらは、梅のような5弁花が咲く。

 梅花空木…微妙だ。

 ウツギ類は香りが無いのがデフォだが、
この花は、甘すっぱいような香りがある

花径2〜3センチくらい ウツギとしては大型だ



散々な目に遭って、枝をゲットしたのに、そこのすぐ先にも、梅花空木の株があった。
しかも、道路から1Mも離れていない。…orz
さっきの苦労はナニ?

右手前がバイカウツギ、左端下がウツギ、その上がタニウツギ


 普通のウツギ
 タニウツギ



町内では、タニウツギは咲き終わっているが、
ここは、少し北部なので、花が残っていた。



久しぶりに、滝へ寄った。
降り口付近には、いつものように、ヨメナが群れていた。

丸一年半は来ていないから、鴨が居たとしても、忘れたかも知れないが、
エンジン音で気づかれないよう、(手ぶらなので)こっそりと近づいた。


 ヨメナ満開



山側には、コアジサイが群れていた


 ここの株は、花付きがいい

色も、澄んだサックスブルーだ



対岸の森は、コアジサイの花が占めている



テイカカズラの花も、ポチポチ
香りアリ キョウチクトウ科 一応、有毒


その帰り道、再度ホムセンに寄り、思い切って買った。

元々園芸カタログで知っていたが、一昨年、知人宅で実物を見た。
香りもよく、可愛いので、去年、刺し穂を貰ったが、根付かなかったという心残りがあった。

 バイカウツギの園芸種
「ベルエトワール」

 っつーか、こんなに切り詰めなくとも…


 花径4〜5センチくらい

 中心に、ほんのりと、紅い色が入る
こちらも、甘すっぱいような香りがある



右から、園芸種のエトワール、自生のバイカウツギ、普通のウツギ
(比較のため、貴重な一輪をカット)



もったいないので、池に浮かべてみた

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