7/11
梅雨本番

　雨は、強弱を繰り返し、まる二日降り続いている。
正午頃には、町内端の道が通行止めになった。

　僅かな雨間に散歩に出たら、近所の庭先に、淡いブルーの朝顔が咲いていた。
夏空が凍りついたような儚いブルーは、大雨の鬱陶しさをも払いのけるように、どこまでも透き通っていた。

白い花と思って近づいたら、微妙な青

こんな色もあるんだな、と、よく見ると、西洋種だった
ウチにも、西洋朝顔「オーシャンブルー」があるが、こんな色があるなら欲しい！

僅かな雨間に散歩に出ると、 葛の藪に、トンボが停まっていた まだ薄い色だが、赤トンボの類だ

	この夏は、キリギリスが多いような気がする 　ウチの近所の藪でも鳴き続けているが、中々姿は見せない 今日は、雨のせいか、こんなに群れていた
まだ成体ではないが、雌ばかりの群れだった 成体でも、雌は雄よりも動きが鈍く、捕まえやすい

こちらは雄 線路際の藪で鳴いていた 　子供の頃は、よく、飼ったものである キュウリやナスの餌で、１１月頃まで生きていたものもいた

	梅雨の最中、 夏の花「エンジェルストランペット」が開花 　これも夜の花なので、夕方に開く 　晩秋になると、一日じゅう咲いているが、 熱帯性の木なので、もう、枯れるのを待つばかり 　この木は、畑に地植えものだが、 晩秋に地上部を刈り取り、 厚い覆いを被せて冬を越したもの （といっても、私の管轄ではない　←ゴツイ花が嫌い） 　 　この木は、今年で二冬を越した
桃色
	白花

天気の悪い日は、いつもより早く、クレオメが開く
水彩絵の具のような鮮やかな色が、雨に溶け出しそうだ

翌日開花予定の蕾が、畳んだシベを伸ばし始めている 目次へ戻る