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センノウ

 一見、すっきりと晴れているかのようだが、彼方の空では、雲が勢いを増し始めている。
そして、また夕立。
 カラカラに乾いた大地も、この一瞬は潤いを取り戻す。

 夕暮れ時、山の麓の蝉時雨が凄まじい。
「ツクツクホーシ、ツクツクホーシ、ミーン、ミンミンミー…」
短い残命に、ヤケクソのように泣き叫ぶ蝉達。
 
 その声が、耳の奥にこびりついて、夜になっても、頭の奥で蝉時雨が響いている。
夏と共に逝ってしまえる人生なら、私もあやかりたい気がする。
 私は、アリよりもキリギリスがいいわ。
(注 アリとキリギリスの話は、元は蝉だったという説がある)

 


通りかかった畑の前、ハナオクラが薄黄色の巨大な花を咲かせていた


 その名のとおり、花を食用にする …らしい

(多分、開花直前の蕾を食べるのだろう)



あちこちで、ススキが穂を出した


 藪に埋もれてしまっているが、
センノウ(仙翁)の花

 ナデシコ科
 そんなに珍種でもないのだが、
今期は初めて見かけた



一人生えのソウメンカボチャが実を着けた
去年、貰った実が、激しく不評で、捨てたものから生えたのだろう

多分、我が家では、食べる人は居ないだろう

 一見、コウセキウリ
 
 中身は、繊維が多く、
加熱するとソウメンのようにほぐれてくる

 「サラダなどにいい」というタテマエだが、
単に珍しいというだけで、
どうやっても、美味しいものではない


 庭に住み着いている蛙
結構大型で、8センチくらいもある

蛙たちは、時々、猫に遊ばれている



ウン、前から見た時だけはね


 夕方の散歩に出るまで知らずにいたが、
裏の線路際で、今期初のモミジアオイが咲いていた



種となったヒマワリが、ミイラのように立ちつくす



代わりに咲くのはテッポウユリ

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