8/6
キツリフネソウ

 今日も雷雨がやってきた。
夏の風物詩夕立ちも、元の天気が良くないなら、あまり意味が無い。
雨が過ぎた後も、空気がねっとりして蒸し暑い。
 
 そういえば、猛暑続きの夏は、夕立ちも、ほとんどないような気がする。
幼い頃、夕立の後の空気が涼しかったのは、記憶の変換だろうか?

 国道沿いの藪に、キツリフネソウが咲いていた。
野草も晩夏だ。


あまり派手ではない黄色の花を、遠目にしたときは、枯葉かと思った


名のとおり、吊った船のような形だから吊り船草

で、黄色い花だから、黄吊り船草
コレの赤紫バージョンが、レギュラー吊り船草



オモダカの花


 この株は、雄花と雌花が同時に咲いていた

下の一輪は4弁花だが、基本は3弁花


ホウセンカの花、今となってはほとんど見ない
その昔は、女性が、この花の色で爪を染めたという

 種を包む袋は、熟すと、
僅かに触れただけで、中の種が弾け飛ぶ
 オリンポスの神話にも、ホウセンカの逸話がある

 若い侍女に心を奪われたゼウスが、その娘の気を惹こうと首飾りを贈る。
嫉妬に狂った嫁が、その首飾りは自分のもので、侍女が盗んだのだと訴える。
 
 古来から、浮気癖のある夫は、恐妻に頭が上らない。
侍女は無実の罪で火炙りに処せられる。
 「首飾りは、その袋の中に隠しているかも知れない」と責められながら…

 以来、ホウセンカは、問われることなく、その袋の中を開けて見せるのだと。
花に関する神話は、皆、哀しいものばかりだな
(ま、生きてちゃ、花に生まれ変わり設定ができんのだが)
昔話を読んで、この花で爪を染めてみたけれど、
ほんのり色が着く程度


 ちなみに私、ペディキュアはするが、
マニュキュアはしない
指使いが荒いから、塗っても一日も持たないし



夕暮れの空、エノコログサが揺れる

目次へ戻る

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送