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キツリフネソウ
今日も雷雨がやってきた。
夏の風物詩夕立ちも、元の天気が良くないなら、あまり意味が無い。
雨が過ぎた後も、空気がねっとりして蒸し暑い。
そういえば、猛暑続きの夏は、夕立ちも、ほとんどないような気がする。
幼い頃、夕立の後の空気が涼しかったのは、記憶の変換だろうか?
国道沿いの藪に、キツリフネソウが咲いていた。
野草も晩夏だ。
あまり派手ではない黄色の花を、遠目にしたときは、枯葉かと思った
名のとおり、吊った船のような形だから吊り船草 で、黄色い花だから、黄吊り船草 コレの赤紫バージョンが、レギュラー吊り船草 |
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オモダカの花
この株は、雄花と雌花が同時に咲いていた 下の一輪は4弁花だが、基本は3弁花 |
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ホウセンカの花、今となってはほとんど見ない その昔は、女性が、この花の色で爪を染めたという 種を包む袋は、熟すと、 僅かに触れただけで、中の種が弾け飛ぶ |
オリンポスの神話にも、ホウセンカの逸話がある
若い侍女に心を奪われたゼウスが、その娘の気を惹こうと首飾りを贈る。
嫉妬に狂った嫁が、その首飾りは自分のもので、侍女が盗んだのだと訴える。
古来から、浮気癖のある夫は、恐妻に頭が上らない。
侍女は無実の罪で火炙りに処せられる。
「首飾りは、その袋の中に隠しているかも知れない」と責められながら…
以来、ホウセンカは、問われることなく、その袋の中を開けて見せるのだと。
花に関する神話は、皆、哀しいものばかりだな
(ま、生きてちゃ、花に生まれ変わり設定ができんのだが)
昔話を読んで、この花で爪を染めてみたけれど、 ほんのり色が着く程度 ちなみに私、ペディキュアはするが、 マニュキュアはしない 指使いが荒いから、塗っても一日も持たないし |
夕暮れの空、エノコログサが揺れる
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