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葛の花

 このところの気候は、晩夏そのものだ。
真夏ならば、朝、家の近所を歩くだけでも汗が流れるものなのに、朝夕の空気が、妙にすうーっとしている。
 すごしやすいのはいいが、盛夏をすっ飛ばされては、損をしたような気分になる。

 山間部のこと、一年を通して見れば、日照時間は多くない。
夏季の長い陽差しは、とりあえず、ありがたいものなのだから…
 国道沿いの駐車スペース脇、ふと見れば、葛の花が咲いている。
花暦は、もう、秋に変わったのだ。


葛の花

ご存知、「葛粉」は、これの根茎から採れる澱粉質
スーパーなどに置いてあるような「自称 葛粉」には、ほとんど入っていないが


 漢方薬「葛根湯」の成分でもある
(体を温める作用がある)

 ちなみに、女性ホルモンに似た働きもあるそうだ
葛粉の産地の町の女性は、常食にしていて、
(採らない人に比べ)若さを保っているらしい。
マメ科でも、秋の花は地味色だ



散歩道沿いでは、センニンソウも咲き始めた
キンポウゲ科  クレマチスとも同類だそうだ


 ヨウシュヤマゴボウの花

 野草にしては大柄な部類で、
1Mほどの株になる
 秋には、鈴なりの実が、濃紫色に染まる



裏の線路際では、アメリカフヨウが開花中


花径30センチ近くにもなる巨大輪がウリだが、
デカけりゃいいってモンでもなかろう


 初夏から咲き続けたクレオメも、
そろそろ、花が頭頂部に達する

 &近づく台風、もう見納めだろうか
 低温と長雨で、イマイチ成長が良くなかったが…


 夕刻、花弁の中に畳んだシベが伸び始める
夕闇に飛び立つ蝶の花

夏は、鮮烈な季節だ



ヒマワリは、夏らしい夏も無いまま終わってしまった

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